「補修」と「修繕」の違いとは?分かりやすく解釈

「補修」と「修繕」の違い言葉・カタカナ語・言語

記事では、「補修」「修繕」の違いを分かりやすく説明していきます。

「補修」とは?

「補修」とは?

「補修」とは、痛んでしまった所を繕って直すことです。

「雨漏りの補修作業が行われる」とすると、雨漏りしてしまっている場所を、それがないように直す作業があるという意味になります。

性能として元通りにする、という意味の言葉になる為、見た目は以前とは違う場合もあり、上の雨漏りに対するそれも、「補修」した後には、その部分が周りとは多少違う色や材質になる場合があります。

「修繕」とは?

「修繕」とは?

「修繕」は、元通りにするという意味になります。

よって、ほとんど以前と見分けが付かないほどに直さないと、この「修繕」と使うことはできません。

マンションでは、12年ごとに大規模な「修繕」作業が行われるのが一般的で、この「修繕」と使うように、傷んだ部分を可能な限り元通りにする作業のこととなります。

ですが、どうしても以前の材料が手に入らない場合など、「修繕」と使った時でも、どちらかと言えば「補修」に近いこともあります。

それでも最大限に元通りにする努力が行われていれば、「修繕」と呼んで差し支えありません。

「補修」と「修繕」の違い

「補修」と「修繕」の違い

「補修」「修繕」の違いを、分かりやすく解説します。

「補修」は、何かの痛みを元の性能の通りに直すという意味になります。

見掛けはともかく、まずは性能として元通りにすることが第一(早いそれが必要)という場合に、「修繕」よりは手間の掛からないこちらとなることが多いです。

「修繕」となると、できるだけ元の状態に近付けることになる為、最初にこれと決めて作業にかかった場合には、性能はもちろんのこと、見た目にまで拘る必要があります。

「補修」と思って始めたことが、思ったより時間などに余裕があった為、すっかり「修繕」になったといったこともあり、後から表現して使う場合には、その出来栄えから使い分けて構いません。

まとめ

まとめ

「補修」「修繕」は、このように異なります。

「補修」は、暫定的な修理という意味で使われることもあり、いずれにせよ、完全に直すという意味にはならない言葉だと覚えておいてください。