「貶める」と「蔑む」の違いとは?分かりやすく解釈

「貶める」と「蔑む」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「貶める」「蔑む」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「貶める」「蔑む」の違いを分かりやすく説明していきます。

「貶める」とは?

「貶める」とは?

「貶める」「おとしめる」という読み方をします。

この「貶める」には「劣ったものとして扱う」「見くだす」などの意味があります。

「蔑む」とは?

「蔑む」とは?

「蔑む」「さげすむ」という読み方になります。

この「蔑む」「相手をあなどって軽く見る」「見さげる」「見くだす」「軽蔑(けいべつ)する」といったことを意味しています。

「貶める」と「蔑む」の違い

「貶める」と「蔑む」の違い

では、ここで「貶める」「蔑む」の違いを見ていきましょう。

どのような違いがあるでしょうか? 「貶める」「蔑む」ととも相手を馬鹿する言葉ですが、その相手に対する手段が異なってきます。

「貶める」は相手の評価を下げることまでを考えて行動しています。

そのために相手の品位を下げることまで力を入れていることが含まれているのです。

一方の「蔑む」は完全に相手を無視することを決め込んで相手と全く会話をしないような方法で相手を軽蔑しています。

このことから実際に見下す意思を態度で示すのが「貶める」となるわけです。

「貶める」の例文

「貶める」の例文

では、ここで「貶める」の例文を見ていくことにしましょう。

どのような文章があるでしょうか?
・『課長はライバルになりそうな同僚を貶めることばかり考えているんだ。今までそのようなことでここまで登り詰めて来たんだな。そんな考え方の人間だから部下のことなんてこれっぽちも考えていないよ。人材育成なんて毛頭ないんだから。でも、そんな課長のことを部長は知っているから、何れはハシゴを外されるはずだ』
・『人を貶めるなんて、本当に最低の奴なんだな。お前って奴は。でもな、そんなことばかりやっていると今度はお前が他の人に同じことをされてしまうぞ。因果応報っていうことだな』

「蔑む」の例文

「蔑む」の例文

次に「蔑む」の例文の例文を見ていきましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『彼は常に人を蔑むことしかできないヤツなんだ。そやって自分のステータスを保っていたんだ。だから合コンしている時だって、必ず自分より格下の人を同席させて馬鹿にしているんだよね。でも、この前の合コンだと女性の人たちから総スカン喰らって恥をかいてたわ』

・『どうして君は子会社の人たちを蔑むことをしているんだ。私たちはあの人たちが協力してくれているからここまでいい仕事ができているんだ。その考え方を改めない限り、君の将来は期待できないと思え』

まとめ

まとめ

ここまで「貶める」「蔑む」の意味や違いを説明してきました。

この2つの言葉は他人を見下すような意味を持つ言葉でした。

しかし、これらの意味を理解することで、人との関りの大切さ・重要性を再認識することができるのではないでしょうか。

特にビジネスの世界では相互の信頼があってこそなので、この言葉をしっかりと認識しておきたいものです。