英語で前置詞をどう使用するかがわかっている人は英語ができる人だと言えるくらい、英語において前置詞は重要な役割を果たします。
特に、わかりにくいのは「in」と「at」です。
例えば、「私は学校で勉強します」は「I study in my school」でしょうか、それとも「I study at my school」でしょうか。
この記事では、英語の「in」と「at」の違いを分かりやすく説明していきます。
英語の「in」とは?
英語の「in」という前置詞はどのような時に使われるのでしょうか。
日本語だと「?の中に」という意味になるように、通常は何かの中にあるとか居るということを表すために使用されます。
例えば、「live in Japan」は「日本という国の中に住んでいる」というニュアンスになり、「speak in English」とは、「英語で話す」ですが、「英語という言語の中の言葉で話す」と言い換えると感覚的に理解しやすいでしょう。
英語の「at」とは?
英語の「at」という前置詞はどのような時に使われるのでしょうか。
日本語だと「?に」とか「?において」という意味になります。
一般的には「場所」や「時間」を表すことが多いですが、どちらかというとその中の一点や代表としての1つということを示すことが多い言葉です。
例えば「at home」とは「家というところで」という意味になりますが、「in my home」は「家の中で」のいうニュアンスです。
時間で言えば、「at 2pm」は「午後2時というピンポイントの時間」を示していますが、「in 20 minutes」は「20分の中で」になります。
英語の「in」と「at」の違い
英語の「in」と「at」の違いを、分かりやすく解説します。
既に、それぞれの説明で述べたように、この2つの前置詞は似たような場面で使用されることが多いものですが、結論としては主語と前置詞の後にくるものの状態によって使い分けるものです。
「in」は主語が対象の中にすっぽり包まれているイメージになり、それに対して「at」は対象の一点に触っているようなイメージになります。
この違いはできるだけ多くの例文に触れることによって感覚的に理解できるようになります。
「in」の例文
「in」の例文は以下のようになります。
・『May I come in?』
・『I was born in 2001』
「at」の例文
「at」の例文は以下のようになります。
・『I arrived at the station』
・『I woke up at 6 o’clock this morning』
まとめ
この記事では、英語の「in」と「at」の違いを、解説してきました。
序文で提示した問題ですが、どちらが正しいでしょうか。
これは、ネイティブの見解ですが、どちらも正しいそうです。
要は、その時にどのようなニュアンスを込めるかによります。
例えば「学校の教室の中で」という意味を入れたいなら「in」で、「消防署や駅ではなく、学校というところで」という意味なら「at」の方がニュアンスが近いでしょう。