この記事では、「手戻り」と「出戻り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「手戻り」とは?
「手戻り」とは、作業する順番を間違えて、作業をやり直すことを言います。
また作業の順番の後先を逆にしたので、元に戻ってやり直しをすることでもあります。
これは一人で作業をする場合の「手戻り」ですが、例えば、社外の人と仕事をしていてやり直しを指示されることも「手戻り」と言います。
使い方としては「あの人は手戻りが多いから仕事が進まなくて困る」「あれこれ考えるより、さっさと手戻りした方が早そうだ」「今日は手戻りばかりで終わった」などと言います。
「出戻り」とは?
「出戻り」とは、一度出たのに、また戻ってくるという意味があります。
例えば、一度辞めた職場に、再び戻ることや、出港した船が、出た港に引き返すことなどがあります。
一般的によく使われるのが、結婚した女性が離婚して実家に帰ってくることで、その女性自身を「出戻り」と言います。
本人が言うのは構いませんが、面と向かって他人が言うのは失礼ですので、気をつけましょう。
「彼は出戻り社員だから、出世は難しいかもしれない」「隣の家には娘が二人いるが、姉の方は出戻りだ」などと使います。
「手戻り」と「出戻り」の違い!
「手戻り」と「出戻り」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は意味がまったく違う言葉となります。
間違えて使いますと意味合いがおかしな文章、会話になりますので注意してください。
まず「手戻り」ですが、これは簡単な言葉で言うならば「やり直し」のことです。
間違えて作業をやり直す、やり直しを言われる状態などを「手戻り」と言います。
一方で「出戻り」ですが、これは漢字の通り「出たものが戻る」ことを言います。
この違いを理解しておけば使い方を間違えることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「手戻り」と「出戻り」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「手戻りはやり直し」「出戻りは出た者が戻る」としっかり覚えておきましょう。
言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。