この記事では、「残置物」と「設備」の違いを分かりやすく説明していきます。
「残置物」とは?
「残置物(ざんちぶつ)」とは、「賃貸物件において、前の住人が残していった物(所有権を放棄した物)と見なされる物品・家具家電」のことを意味しています。
「残置物」は誰の所有物でもないので、「次の借主」がそのまま使用するか捨てるかを選択することができます。
次の借主が使わず廃棄する場合には、オーナー(大家)が「残置物」を廃棄することになります。
しかし、「残置物」を次の借主が使用して故障した場合は、「残置物」は「オーナーに管理義務がある物品ではない」ので、残置物の修理費用・メンテナンス費用は借主が自己責任で負担する必要があります。
「設備」とは?
「設備(せつび)」とは、「賃貸物件において、オーナー(大家)が住人(借主)のために物件に付属するものとして設置している物品・備品・家具家電」のことを意味しています。
「設備」は「オーナーが所有権・管理義務を持つ賃貸物件の一部」と見なされるため、通常の使用で故障・損壊した場合には、「オーナーが修理・交換のコスト」を負担する必要があります。
「残置物」と「設備」の違い!
「残置物」と「設備」の違いを、分かりやすく解説します。
「残置物」も「設備」も「賃貸物件にある物品・備品・家具家電」を意味している点では同じですが、それぞれの所有権と故障時のメンテナンス費の負担者が違ってきます。
「残置物」とは「その賃貸物件に住んでいた前の住人が残していった物で所有権を放棄しているもの」を意味していますが、「設備」は「オーナー(大家)が住人(借主)のために責任を持って設置している、オーナーに所有権がある備品・家具・家電など」を意味している違いがあります。
「設備」はオーナーの所有・管理であるため、故障した時はオーナーが修理費(メンテナンス費)を負担する必要があります。
「残置物」は誰の所有物でもないので、使っていて故障した時は住民が自己責任で修理するか廃棄するかする必要がある違いを指摘できます。
まとめ
「残置物」と「設備」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「残置物」とは「賃貸物件で、前の住人が残していった物品・家具家電等で所有権を放棄しているもの」を意味していて、「設備」は「賃貸物件で、オーナーが所有・管理しているその物件に付属している備品・家具家電」を意味しているという違いがあります。
「残置物」と「設備」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。