この記事では、「まき」と「たきぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「まき」とは?
「まき」は木材を燃焼しやすいように加工を施したもので、ストーブのような燃焼室に放り込むことで意味を成す長時間燃焼する固形の燃料のことです。
ただ、「まき」は、木材が大きいが故、着火に際してはコツが必要でマッチのような短期間の燃焼しかしない火種では着火しないことが多く、小枝のようなものを燃焼材に使用して火を通すことで木材に着火し炎を起こします。
「たきぎ」とは?
「たきぎ」は、燃焼を重視した木材のことで簡単に手でおることが可能で着火も容易な木材のことです。
油分を多く含んでいる木材などは、「たきぎ」と呼び、着火剤として用いる木片や木材として利用します。
「たきぎ」をうまく利用して燃えにくいが燃えれば長期間燃焼する「まき」を燃焼させる燃料として使用するのが「たきぎ」です。
「まき」と「たきぎ」の違い
両者の違いは、長期燃焼物であるか短期燃焼物であるかです。
燃焼時間の組み合わせと燃焼のしやすさを利用することで木材を燃料にして暖を取ったり調理用の炎とします。
「まき」は長期燃焼を可能としますが、問題においては、着火が難しく、火種が必要で、その火種が「たぎぎ」になります。
「まき」の例文
・『まき割りを行う』
この言葉は、木材を割って燃料となるまきを作るというものです。
「まき」は、燃焼しやすく加工した木材ですが、大きな木材であるが故、燃えはしますが火種が必要な木片になります。
しかも、「まき」は乾燥していないと着火が不可能となるが故、かちわった後は乾燥を行います。
「たきぎ」の例文
・『たきぎを集める』
この例は、着火優先の木片を集めるという例で油分を多く含んだ小枝などを集めるという例です。
油分が多いというのがポイントで、油分を利用して火をつけ大きな火種にしたのちに、「まき」に着火することで長期間燃焼する炎を起こします。
そして、長期間燃焼する「まき」の炎を人間の生活に生かすのです。
まとめ
「まき」については、これは、長期間燃焼を重視した木片のことで、乾燥作業を必要とした固形燃料です。
換装をしていない「まき」は水分の影響で火が燃え移りにくくなり、小枝よりも火が付きにくいが故、乾燥が必要になります。
逆に大きな火種になり得る「たきぎ」は、すでに乾燥をしており、かつ油分があるが故油の力を利用して着火し、火種にすれば、大きな「まき」を燃焼させるだけのパワーを持つが故、両者あってキャンプファイヤーや「まきストーブ」は成立するのです。
ただ、最近では、「まき」側に強制的に火を燃え移らせるものも多く生まれているが故「たきぎ」の存在があらずとも、実は、「まき」自体を燃焼させることは可能となっています。
つまり、「たきぎ」を集める時間が無駄であると解釈した場合、「まき」を直接燃焼させた方が時間短縮であるという声があるわけです。
特に着火剤という存在が「まき」に直接炎を移すうえで重要なアイテムとなっています。