「不達」と「未達」の違いについて、詳しく説明していきます。
「不達」とは?
「不達」とは、「届かない」ことの表現になります。
「確かにメールを出したが、先方に不達だったようだ」と使った時には、メールが先方に届いていないと言っていることになります。
現在ではそのようなことは少なくなってきましたが、ネットの世界では未だにままある現象です。
「海外からの荷物が不達で困っている」などと用いると、こちらに届いていないとなり、本来は届くはず(少なくともそのつもりだった)が届かないという時に使われる言葉だと考えてください。
「未達」とは?
「未達」は、「まだ届かない」というニュアンスになる言葉です。
「3日は掛かると思うので、まだ未達なのは仕方がない」といったような使い方になり、これから届く予定があるそう考えている)場合に用いられる表現となっています。
尚、この「不達」や「未達」は、メールや郵便物、宅配品などにだけ使われる表現ではなく、目標といった対象にも使うことができます。
それに達しなかったという意味で「残念ながら、不達だった」と用いることや、「まだ目標には未達なので、もう少し頑張って欲しい」などと使われることも多いです。
「不達」と「未達」の違い
「不達」は、「届かない」ことで、「届かなかった」と解釈してもいいでしょう。
「未達」は、届く予定(はず)がまだ届いていないという解釈になり、同じく届いていないことの表現でも、このようなニュアンスの違いがあります。
先のように、共に目標やそこまでと決めた所まで(まだ)届いていないとも用いることができ、そちらの解釈で使うことも多く、ビジネスでの売上げなどの目標に対してもよくこれらの言葉が使われます。
まとめ
「不達」と「未達」には、このような違いがあります。
「未達」のまま終わってしまう(結局届かない)と、結果的に「不達」だったと表現されることになります。