「妄想」と「創造」の違いとは?分かりやすく解釈

「妄想」と「創造」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「妄想」「創造」の違いを分かりやすく説明していきます。

「妄想」とは?

「妄想」とは?

「妄想」「もうそう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「仏教用語で、心がとらわれてしまい、虚偽のものを真実であると信じこんでしまうここと」という意味です。

2つ目は「根拠がなく、ありえない内容に対して確信を持ち、常識的な理論が通用しない主観的な信念」という意味で、精神疾患の一つとして生じたり、薬物中毒などで生じる症状です。

3つ目は「根拠もなくあれこれと思いを巡らすこと」という意味で、事実ではないことを勝手に考えることです。

4つ目は「アニメやゲームのキャラが好きすぎて、その世界に自分が入り込んだと仮定して想像すること」という意味で、オタクの女性が2次創作の世界に自分を投影してストーリーを考えることです。

上記に共通するのは「とらわれた考え」という意味です。

「妄想」の使い方

「妄想」「仏教用語で、心がとらわれてしまい、虚偽のものを真実であると信じこんでしまうここと」「根拠がなくう、ありえない内容に対して確信を持ち、常識的な理論が通用しない主観的な信念」「根拠もなくあれこれと思いを巡らすこと」「アニメやゲームのキャラが好きすぎて、その世界に自分が入り込んだと仮定して想像すること」という意味で使われます。

名詞として「妄想する・した」「妄想癖」などと使われたり、副詞として「妄想にふける」などと使われます。

基本的に、ありえないことや根拠のないことに想像をめぐらすことに使われる言葉です。

「創造」とは?

「創造」とは?

「創造」「そうぞう」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「新しいものを初めてつくり出すこと」という意味で、今までにない画期的なものを考えたり作ったりすることです。

2つ目は「実際に形があるものを作り出すこと」という意味で、目で見たり、形でとらえられるものを製作することです。

3つ目は「神が宇宙や万物をつくったこと」という意味で、聖書に記されている、何もない部分からこの世界をつくりだしたとされる説のことです。

上記に共通するのは「新しいものをつくり出す」という意味です。

「創造」の使い方

「創造」「新しいものを初めてつくり出すこと」「実際に形があるものを作り出すこと」「神が宇宙や万物をつくったこと」という意味で使われます。

名詞として「創造する・した」「創造性」などと使われます。

基本的に、大掛かりなものを新しく作り出すことに使われる言葉です。

「妄想」と「創造」の違い

「妄想」と「創造」の違い

「妄想」「ありえないことや根拠のないことに想像をめぐらすこと」という意味です。

「創造」「大掛かりなものを新しく作り出すこと」という意味です。

「妄想」の例文

「妄想」の例文

・『彼女は彼と付き合えると決めて妄想にふける』
・『夫が浮気していると妄想して一人で苦しむ』
・『アニメの世界で主人公と恋に落ちる自分を妄想する』
・『先輩同志がBL関係にあることを妄想する』

「創造」の例文

「創造」の例文

・『立体的な芸術作品を創造する』
・『10年後の未来を創造する』
・『転職するなら創造的な仕事がしたい』
・『神が天地創造して人間をおつくりになったが』

まとめ

まとめ

今回は「妄想」「創造」について紹介しました。

「妄想」「ありえないことを想像する」「創造」「大掛かりなものを作り出す」と覚えておきましょう。