この記事では、「名詞」と「代名詞」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名詞」とは?
人、物、事、場所、感情など様々なもののの名前を指し、本、石など大雑把な呼び方も名詞に含まれます。
固有名詞はひとつのものに付けられたもので、本で言えばタイトル、神奈川県など自治体の名称、車ではカローラなどの車名が相当します。
犬は名詞、ミニチュアダックスフンドも固有名詞、飼い主が独自に付けた名前も固有名詞になります。
名詞は多少段階があり、「醤油を取って」と食事中に言うことはあっても、「ヤマサ北海道昆布しょうゆ 塩分カット」取ってなどと言うことはまずありません。
ただしスーパーであれば醤油と言ってもたくさんあるため、「キッコーマン しぼりたて生しょうゆ はどこですか」などと聞くことはありえます。
通称なども名詞に含まれ、完全な本名以外は名詞ではないという使われ方はしていません。
「代名詞」とは?
人や物、事、場所、感情などを指示するのに使う言葉で、あれ、それ、これ、どれ、あの、あいつなどの言葉を使って指示することができ、「あれ取って」だけでもわかるケースもあれば、「あの本取って」と名詞を使わないとわからないケースもあります。
代名詞は口に発して使う時名詞を思い出すプロセスが不要で言葉もかなり短いことから使いやすく、これ取ってなどということはよく使われます。
ただし、やや伝わりにくいのは間違いなく、二冊の本などがあった場合は方向や距離による指示がないとわかりにくくなってしまいます。
また、代名詞は明確さがないことを利用してぼかした内容で話を使うことにも使うことができます。
代名詞という言葉そのものの使い方としてホームラン王は王貞治の代名詞であると言ったその人を代表する功績などを示すときに「○○の代名詞」ということができます。
「名詞」と「代名詞」の違い
「名詞」と「代名詞」の違いを、分かりやすく解説します。
名詞はそのものの名前を指しているもので、本も名詞、ハローページも名詞となります。
発声するときに長くなる、物の名前を思い出す手間がかかるものの、代名詞と比べて明確に物を示すことができる言葉となっています。
代名詞は、あれ、あいつなど人や物、事、場所、感情などを指示するのに使う言葉で具体的に示さないまま支持する言葉になっているため明確に伝えることが難しいこともあるのが欠点ですが、発声しやすく思い出す手間もかからないメリットがあります。
代名詞はぼかした話題にも使うことができます。
名詞では「人」「本」などの段階では同じように使えますが、個人名や本のタイトルではぼかした話はできません。
まとめ
名詞と代名詞は人や物、場所などを指すということでは共通していますが、そのピントが荒く解像度が低いととらえられるのが代名詞、ピントが取れていて、解像度が高いのが代名詞ということができます。
ただし、用途として代名詞は使い勝手が良いものとも言えます。