この記事では、「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「産業廃棄物」とは?
「産業廃棄物」の意味と概要について紹介します。
「産業廃棄物」の意味
「産業廃棄物」は「さんぎょうはいきぶつ」と読みます。
意味は「企業が製品の製造や販売する過程で排出されるさまざまなゴミや不要物の総称のこと」です。
「産業廃棄物」の概要
「産業廃棄物」は、企業が商品を生産・製造したり、販売する過程で出てくる、様々なゴミや排出物など全てのことです。
種類は限られていて、20品目で、「特定の業種に限定されるもの」として、「紙くず・木くず・繊維くず・動物系固形不要物・動植物性残さ・動物のふん尿・動物の死体」の7品目、「業種を限定しないもの」として「燃え殻・汚泥・廃油・廃酸・廃アルカり・廃プラスチック類・ゴムくず・金属くず・ガラスコンクリート・陶磁器くず・鋼さい・がれき類・ばいじん」13品目があります。
上記に該当しない場合は、事業により生じたゴミであっても「産業廃棄物」にはなりません。
「一般廃棄物」とは?
「一般廃棄物」の意味と概要について紹介します。
「一般廃棄物」の意味
「一般廃棄物」は「いっぱんはいきぶつ」と読みます。
意味は「『産業廃棄物』に定められているもの以外の廃棄物の総称」です。
「一般廃棄物」の概要
「一般廃棄物」 一般廃棄物は「家庭廃棄物」と「事業系一般廃棄物」の2つに分かれます。
「家庭廃棄物」は、「一般家庭の日常生活により排出されるゴミや不要物のこと」です。
具体的には「紙くず・生ごみ・衣類」などの「可燃ごみ」、「ガラス・陶器類・金属製品・プラスチック類」などの「不燃ごみ」、「家具や電化製品」などの「粗大ごみ」があります。
「事業系一般廃棄物」は、「企業により排出されたゴミや不要物のうち、『産業廃棄物以外のもの』のこと」です。
具体的には、「飲食店の生ごみ」「特定の業種以外の企業から出る紙くず」などがあります。
「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の違い!
「産業廃棄物」は「企業が出すゴミや不要物の総称のこと」です。
「一般廃棄物」は「家庭や指定以外の企業が出すゴミや不要物の総称のこと」です。
まとめ
今回は「産業廃棄物」と「一般廃棄物」の違いをお伝えしました。
「産業廃棄物は企業が出すゴミ」、「一般廃棄物は企業と家庭のゴミも含まれる」と覚えておきましょう。