この記事では、「急遽」と「突然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「急遽」とは?
「急遽(きゅうきょ)」とは、「ある物事が急に(あわてて)行われるさま」を意味している形容動詞・副詞です。
「急遽」という表現には、「予期していなかった物事が起こって、非常に急いで対処(対応)するさま」といった意味合いもあります。
例えば、「急遽、難しいオペ(手術)が必要になりました」といった例文で使用できます。
副詞としての「急遽」には、「にわかに・急いで・あわただしく」の意味があります。
例えば、「急遽、私が代わりに担当することになりました」などの文章で使われます。
「突然」とは?
「突然(とつぜん)」とは、「予定外の物事がだしぬけに起こるさま」や「前触れなしに(思ってもいない時に)、何かが急に起こること」を意味している形容動詞・副詞です。
例えば、「海外赴任について、突然の提案を受けて少し戸惑いました」や「突然、車が飛び出してきて人がはねられました」といった例文で使用することが可能です。
「急遽」と「突然」の違い!
「急遽」と「突然」の違いを、分かりやすく解説します。
「急遽」も「突然」も「予定外の物事が急にある」という意味合いでは共通していますが、「急遽」という表現には「突然」にない「予定外の物事が起きてあわてて(急いで・ただちに)対処する」といった意味のニュアンスが含まれています。
「突然」という言葉は「だしぬけに・予定外の物事が急に発生するさま」ということだけを意味していて、「急遽」のような「非常に急いで想定外の物事に対処(対応)するさま」といった意味合いまでは持っていない違いを指摘できます。
例えば、「急遽、重要な仕事を任されることになりました」のほうが「突然、重要な仕事を任されることになりました」よりも、「その重要な仕事にとても急いで(あわてて)対処するという意味合い」が強くなっているのです。
まとめ
「急遽」と「突然」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「急遽」とは「(予定外の事態があって)物事が急に行われるさま」や「慌てて・急いで」を意味していて、「突然」は「(予定していなかった事柄が)急に起こるさま」を意味しているという違いがあります。
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