この記事では、「無精」と「横着」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「無精」とは?
「無精」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「無精」は「ぶしょう」と読みます。
「無精」は、「体を動かして物事をするのを面倒くさがること。
その様子」という意味があります。
例えば、休日に出歩いたり趣味をすることを面倒くさがり、1日中寝てばかりいるような人は「無精な人」と呼ばれます。
特に、外出することを嫌がる人は、「出不精(でぶしょう)」と呼ばれます。
他にも、特に、手紙を書いたりすることを面倒草がある人のことを「筆不精(ふでぶしょう)」と言います。
長期休暇になると、ひげを剃ることを面倒くさがり、伸ばし放題にしてしまう人がいます。
このような場合は、「面倒でひげを剃らずにいたら、無精ひげが伸びた」などという文章にできます。
また、飲み会などに参加して、恋人を作りたい気持ちがあるものの、面倒くささが勝ってしまい、出かけない人は、「無精が勝ち、男女の出会いの場に行くことができない」などという文章にできます。
「横着」とは?
「横着」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「横着」は「おうちゃく」と読みます。
「横着」は、「すべきことを故意に怠けること。
できるだけ楽をして済まそうとすること」という意味があります。
本当はしなければならない仕事をせず、怠けてしまうようなとき、「仕事をせずに、横着を決め込む」などという文章にできます。
また、できるだけ楽に仕事を終えようとするとき、「横着なやり方で仕事をする」などと言います。
さらに、友達から連絡があったのに、怠けて連絡を怠るような場合、「横着をして連絡せずにいた」などという文章を作ることができますこのように、すべきことを怠けたり、楽に済ませようとしている人を見たとき、「横着」という言葉を使ってみましょう。
「無精」と「横着」の違い
「無精」と「横着」の違いを、分かりやすく解説します。
「無精」は、「体を動かして物事をするのを面倒くさがること。
その様子」という意味があります。
一方で、「横着」は、「すべきことを故意に怠けること。
できるだけ楽をして済まそうとすること」という意味があります。
「無精」にも「横着」にも、「面倒くさがること」という意味があります。
ただし、「無精」は、「体を動かすこと」を面倒くさがる意味が強い点が、「横着」との違いになります。
また「横着」には「ズルをする」というニュアンスが含まれている点が、「無精」と違う点になります。
このように、体を動かすのが面倒だという意味が強いのが「無精」で、ズルをする印象が強いのが「横着」という違いがあります。
まとめ
「無精」と「横着」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。