この記事では、「文句」と「不満」の違いを分かりやすく説明していきます。
「文句」の意味や使い方
「文句」の意味と使い方について紹介します。
意味
「文句」は「もんく」と読み、「文章中の語句」「メロディーに対して歌詞のこと」「相手に対する苦情や言い訳を言うこと」という意味があります。
「文」は「文字で書かれた言葉のまとまり」「言葉を表す語句の単位」という意味があります。
「句」は「文中の言葉の区切り」「詩歌の単位」「単語が連続してまとまり、文を形成するもの」「2つ以上の単語が連なり、ひとつの意味や単語を成すもの」「文節」戸いう意味があります。
主に言葉として人に伝えることを言います。
使い方
「文句」は名詞であり、「文句を言う」「文句がある」などと動詞を伴って使われます。
相手に対して気に入らないことがあったり、納得できないことが合ったりした時に、相手に伝える内容を表す言葉で、良い意味ではありません。
「不満」の意味や使い方
「不満」の意味と使い方について紹介します。
意味
「不満」の意味は「もの足りないと感じて満足しないこと、またその様な気持ちを心の中に抱いていること」です。
「不」は「~がない」「~が悪い」という意味です。
「満」は「いっぱいになること」という意味です。
何かに対していっぱいな状態ではないと思っていることを著します。
使い方
「不満」は、名詞及び形容動詞として「不満だ・である」と使ったり、「不満がある」「不満を言う」など動詞を伴って使います。
相手やものごとに対して、物足りなくて気に入らない時に使う言葉であり、背景として100%の状態が存在する時に使われます。
例えば成績が100点満点の時に98点を取った場合、100点に満たないことで気に入らないと思う時に使います。
「文句」と「不満」の違い
「文句」と「不満」の違いを紹介します。
内容
「文句」は「言い訳や苦情など、漠然と気に入らないこと」です。
「不満」は「100%の状態がある中で、比較して物足りなくて気に入らないこと」です。
具体性
「文句」は、言葉として成り立っている状態です。
「不満」は、感情として存在している状態で、口にすることで言葉になります。
「文句」を使った例文と意味を解釈
「ダイエットドリンクを飲んだけれども全く効果が出なかったと、お客から文句を言われた」
通販などでダイエットドリンクを販売していたのですが、飲んでも全く痩せなかったと、お客から電話やメールなどで苦情が来たことを表しています。
「不満」を使った例文と意味を解釈
「今の会社は給料に不満があるので転職したい」
今の会社で、自分の給料が能力に見合っていない、今のままでは理想にとても足りないという気持ちがあり、転職を考えていることを表しています。
まとめ
「文句」と「不満」は似ていますが、「気に入らないだけか、物足りないのか」という違いがあります。
自分が人に苦情を言う時に「文句」なのか「不満」なのかを考えてみましょう。