「手頃」と「手軽」の違いとは?分かりやすく解釈

「手頃」と「手軽」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「手頃」「手軽」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「手頃」とは?

「手頃」とは?

「手頃」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「手頃」「てごろ」と読みます。

「手頃」「大きさや重さなどが、手に持つのにちょうどよい様子。

取り扱いが便利な様子」
という意味があります。

例えば、旅行に本を持っていくときは、大きすぎると持ち運びに不便です。

移動時に持っていくのにちょうどいい大きさの本のことを、「旅行に持っていくのに、手頃な大きさの本」と、言い表すことができます。

次に「手頃」には、「能力や経済力、望む条件にふさわしい様子」という意味があります。

例えば、英語を習おうという人が、初心者向けの講座をみつけたとき、能力にふさわしいと感じるのではないでしょうか。

この場合は、「私には初心者向けの英語講座が手頃でいい」などと言います。

また、服を購入するとき、自らの経済力にふさわしい購入しやすい価格の服に対して、「手頃な服」と言うことができます。

「手軽」とは?

「手軽」とは?

「手軽」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「手軽」「てがる」と読みます。

「手軽」は、「手数がかからず、簡単な様子」という意味があります。

なにかをするとき、手数がかからないこと、簡単なことという条件をクリアしている場合、「手軽」と呼びます。

例えば、目玉焼きを作る場合、手数がかからず簡単に作れるため、「目玉焼きは手軽な料理」と言うことができます。

また、写真撮影を趣味にしようとしている人が、撮影するために手数がかからず、簡単なものを探す場合、「手軽なカメラを探す」などと言います。

また、野菜をたくさん食べるよりも、ビタミン剤を飲む方が、簡単に栄養摂取できると感じたとき、「野菜を食べるより、ビタミン剤を飲む方が、手軽に栄養を取れる」などという文章にすることができます。

「手頃」と「手軽」の違い

「手頃」と「手軽」の違い

「手頃」「手軽」の違いを、分かりやすく解説します。

「手頃」は、「ちょうどよいもの」「条件にふさわしいもの」を指す言葉なのに対して、「手軽」「手数をかけず、簡単なもの」を指す言葉になります。

「手頃」はあくまで「ちょうどいいもの」を指すため、手数がかからず簡単なものを指すこともありますが、手数がしっかりとかかり、難しいものを指すこともあります。

例えば、「上級者にとって手頃な問題」は、解くのが難しい、手数がかかる問題かもしれないためです。

このように、「手頃」は、状況などにふさわしいもの、ちょうどいいものを意味するのに対して、「手軽」はあくまで、手数をかけずにできるもの、簡単なものを意味するという違いがあります。

まとめ

まとめ

「手頃」「手軽」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、「手頃」「手軽」を混同せずに使い分けることができるようになりそうです。