この記事では、「対話」と「対談」の違いを分かりやすく説明していきます。
「対話」とは?
二人が向き合って話すことが「対話」になります。
「会話」とも呼ぶこの言葉は、対話することで何をやるべきか考えたり、相手の気持ちが読み取れます。
しっかり取り上げた課題について真面目に相手と対話して、問題の解決方法を考えたり、知識を出し合い、いい物にしようと話しをします。
複数人で話をするよりも、「対話」の場合は一対一で話すスタイルになり、相手の目をしっかり見ながら話せる空間を作ることも大事です。
じっくり話しをすることで2人の思いをぶつけ合い、いい意見を取り上げて、さらに深堀したいというときにも使える言葉になります。
「対談」とは?
よりリラックスして話をすることを「対談」【たいだん】と言います。
ある事柄を取り上げて、二人でじっくりと話し合ってみたり、考えながら話を出し合い、課題についてじっくり話すなど頭の中で発想したことを言い合ったり、語り合うのも「対談」になります。
向き合ってビジネス以外の話もして緊張をほぐしながら話すことでお互いに好意を持ち、親しみを込めて会話ができるようその場の雰囲気を盛り上げていくわけです。
この「対談」する相手とは同じ目標を持っていたり、計画を考えている、同じ趣味や特技を愛する者など似た思考を持つ同士で話すことが多いのも特徴的です。
また、インタビューアと向き合って課題について話す場合もありますし、3人という複数人で一つのテーブルを囲みながら気軽に話ができる空間で「対談」する場合もあります。
「対話」と「対談」の違い
「対話」と「対談」の違いを、分かりやすく解説していきます。
ビジネスにおける真面目な課題や問題を取り上げて、じっくり一対一で話すときは「対話」を使い、仕事だけではなく、趣味や流行の話、未来の話などいろいろな話題を挟みながら一つの課題を話していくのが「対談」という違いがあります。
もう一方の「対談」は場所も特に決まっておらず、人が多少リラックスした雰囲気の中で語り合う場合に使いますが、「対話」は職場で使われることが多く、決まった場所でしっかり仕事について話すとき人と人が話して乗り越えるときに使われています。
「対話」の例文
・今日は取引先相手の重役と今後のビジネスのあり方について「対話」した。
・私は「対話」スキルを高めるために教室へ通っている。
大事な取引先相手とのビジネス展開について話すときはじっくりと上の者が「対話」して、今後の見通しを立てることが必要です。
そのためには、「対話」することが苦手なビジネスマンは人と対面して話せるよう重要なことを教える教室へと通う人も増えています。
「対談」の例文
・営業先の佐々木さんと楽しく「対談」したことでうまく契約に持ち込めた。
・テレビ番組では若者に絶大な人気を誇る著名な方を集めて「対談」番組を制作している。
営業ではただ商品の良さや機能について伝えるのではなく、相手と談笑していい雰囲気にすれば相手の気持ちを掴み、契約が取れる場合もあります。
また、テレビ番組でもたびたび視聴者と一体になったような雰囲気で取り上げた課題について話をする「対談」番組を制作しています。
まとめ
どちらも人と話すことには違いはありませんが、「対話」は職場の大事な取引先相手と仕事について話をするときによく使われており、もう一方の「対談」はスポーツや映画、音楽など取り上げる課題は幅広く、話す相手も同じ思考、趣味など考えが似ている人が和やかに話すと覚えておくといいでしょう。