「ばつが悪い」と「気まずい」の違いとは?分かりやすく解釈

「ばつが悪い」と「気まずい」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「ばつが悪い」【ばつがわるい】と「気まずい」【きまずい】の違いを分かりやすく説明していきます。

「ばつが悪い」とは?

「ばつが悪い」とは?

その場所にいることが不自然であると思う自分はきまりが悪いと感じることを「ばつが悪い」【ばつがわるい】と言います。

主に、自分のおかれた状況がよくないことを指す言葉であり、居られないと感じるようなときに使われています。

部屋のドアを開ければそこにはいてほしくないと思う人がいたとき出くわして気まずいと思う状態であり、会ってはいけないと感じ、その場所から早く離れないとまずいと思う焦りと激しい動揺を表し、立ち去ろうと感じる自分のおかれた気持ちを表します。

この言葉の由来は書物の末尾を記す「跋」から来ており、どうも結末がいい感じではなく、書き物をうまくまとめられなかったと表現するのと同じ状態であるさまを指す言葉になるわけです。

「気まずい」とは?

「気まずい」とは?

相手と一緒にいたとき、どうもその場の空気がよくない状態であり、ぎすぎすした雰囲気で落ち着かないと思うときの状況を表すのが「気まずい」です。

会話しても盛り上がらず、楽しいとも感じないどころか、打ち解けない状況に残念な気持ちになってしまうのです。

話は進まないは、雰囲気が台無しであれば人はそこにいることに違和感を感じ、精神的に落ち着かなくなります。

この先、どのようにしたらこの人から逃れられのかと思っては、その場から逃げ出したいと思う人の不安な気持ちを表せる言葉です。

人と言い争った後、一緒にいることで気分が悪くなったり、気持ちが落ち着かないはどのようにしたらいいかその雰囲気を回復し、いい方向にしようと思う状況を言い表せる言葉でもあります。

「ばつが悪い」と「気まずい」の違い

「ばつが悪い」と「気まずい」の違い

「ばつが悪い」「気まずい」の違いを、分かりやすく解説します。

会いたくない人がいる場所で鉢合わせしてしまったとき、相手が不快な気持ちにさせれば「ばつが悪い」と使い、会いたくないと思う人に会ってしまったとき「まずいな」と感じるお互いの気持ちを表せる言葉です。

一方の「気まずい」は、一緒にいる人と話が合わず、お互いにどうしていいのか分からない状況を表すという違いがあります。

「ばつが悪い」の例文

「ばつが悪い」の例文

・『再婚相手と買い物に出かけたら別れた旦那とばったり出会い、ばつが悪かった』
・『なぜ会社に遅刻したのか社員に問いただせば、彼はばつが悪そうに言い訳する』
再婚相手が買い物に出かけたとき別れた人がいるだけでも気まずく感じますが、再婚相手と腕を組んで歩いている姿を見られたときはますます「ばつが悪い」と感じるほどその場の空気が悪くなるでしょう。

会社に遅刻した人がいたとき、その理由について聞けば、夜更かししたからであるなど本人の落ち度である場合は動揺し、言い訳すらできず気まずい雰囲気になってしまうでしょう。

「気まずい」の例文

「気まずい」の例文

・『疎遠になっていた親戚の葬式に顔を出したが何を話していいか分からず、気まずい空気が流れた』
・『普段からあまり話さない先輩社員と職場で残業していたが、うまく会話できずに気まずかった』
何年も実家に帰れず、親戚とも顔を合わせていなかった者にとっていきなり葬式に出たとしても相手にしてくれる人がいないは、話すこともないという状況のとき「気まずい雰囲気になる」わけです。

職場でも気が合わない人と一緒にいるだけで重い空気が流れますが、たった二人だけでいると息がつまりそうですし、何を話したら相手を楽しい雰囲気にするか悩む人との間には気まずい雰囲気になるわけです。

まとめ

まとめ

どちらも相手に対して持つ心情を表せる言葉ですが、見られたり、聞かれてはまずい状況であるときは「ばつが悪い」を使い、「気まずい」は空気や雰囲気など悪い状況である様子を表せる言葉と覚えておくといいでしょう。