「続々」と「次々」は似たような意味合いを連想させる紛らわしい言葉ですが、「続々」と「次々」の意味・使い方の違いを正しく理解できていますか?
この記事では、「続々」と「次々」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「続々」とは?
「続々(ぞくぞく)」という表現は、「人・物が途切れることなくずっと続いているさま」や「人・物が絶え間なくやって来るさま」を意味しています。
「続々」の使い方は「続々と怪我人が病院に運び込まれています」のように、「人が途切れることなくずっと続いている状況」を意味して使う使い方になります。
「次々」とは?
「次々(つぎつぎ)」という表現は、「一つ(一人)のもの(人)が出てくると、すぐに次のもの(人)が出てくるさま」を意味しています。
「次々」は、「(新しい人・物と入れ替わりながら)次から次へと人・物がやって来ること」の意味合いを持っているのです。
「次々」の使い方は「選手たちが次々にゴールしています」のように、「次から次へと人がやって来る場合」に使うことができます。
「続々」と「次々」の違い!
「続々」と「次々」の違いを、分かりやすく解説します。
「続々」という言葉も「次々」という言葉も、「人・物が続いてやって来るさま」を意味していますが、「続々」は「途切れることなくずっと続く・絶え間なくずっとやって来る」という意味のニュアンスが強くなっています。
それに対して、「次々」という言葉は「人や物が(入れ替わりながら)次から次へとやって来るさま」を意味していて、「続々」よりも「途切れずにずっと続いている」という意味のニュアンスが弱い違いがあるのです。
「人が続々と避難してくる」のほうが「人が次々と避難してくる」よりも、人が一列になってずっと途切れることなく避難するような状態が続いている意味合いが強くなっています。
また「続々」のほうが「次々」よりも、「人・物の数が多いイメージ」がある違いもあります。
まとめ
「続々」と「次々」の意味の違いを詳細に説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「続々」というのは、「人や物が途切れることなく続くさま・絶え間なくやって来るさま」を意味しています。
それに対して、「次々」という言葉には「一つのもの(人)が終わると、すぐに次のもの(人)が出てくるさま」の意味があります。
「続々」と「次々」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。