この記事では、「ワークアズライフ」と「ワークライフバランス」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「ワークアズライフ」とは?
「ワークアズライフ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ワークアズライフ」は、落合陽一氏が提唱した、働き方についての考え方で、「睡眠時間以外のすべては仕事をする」という意味があります。
定義としては「差別化した人生価値観を、仕事と仕事以外の両方で生み出し続けること」意味になります。
この言葉は、仕事人間になるよう提唱していると、早合点してしまう人がいますが、「ワークアズライフ」は、生活や趣味も仕事と捉え、仕事とそれ以外についての境目をなくすという考え方になります。
例えば、かつての日本人のように、季節に合わせて、畑仕事をしたり、物作りをするなどして生きるとき、仕事と生活の分け目がないような生活と言えます。
「ワークアズライフ」のカギは、ストレスのない仕事を探すこととされています。
何が楽しくて楽しくないかを見極めて、ストレスなく仕事をすることが大切と考えられています。
「ワークライフバランス」とは?
「ワークライフバランス」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ワークライフバランス」は、「仕事とそれ以外の時間のバランスを保つ」という意味があります。
仕事人間になり、家族を顧みなくなる人、趣味を楽しむ時間を失い、精神的におかしくなる人が出てしまうような状況を避け、仕事も家族との時間も、趣味の時間もバランスがとれたものにすることを提唱する働き方の考え方になります。
例えば、仕事をする時間を適切な時間内に収めて、健康的な生活を送るのに支障がない状態を目指します。
また、週末は人生を楽しむための予定を組み、絶対に仕事をしないようにするなど、自分なりのルールを作ることが大切になります。
このように、充実した仕事とプライベートの両立により、豊かな暮らしを目指すことを「ワークライフバランスを大切にする」などと言います。
「ワークアズライフ」と「ワークライフバランス」の違い
「ワークアズライフ」と「ワークライフバランス」の違いを、分かりやすく解説します。
「ワークアズライフ」は、仕事とプライベートを区別しないことを意味するのに対して、「ワークライフバランス」は、仕事とプライベート区別することを意味するという大きな違いがあります。
「ワークアズライフ」では、仕事とプライベートを区別しない代わり、ストレスのない仕事をすることが大切になります。
一方の「ワークライフバランス」では、仕事とプライベートを区別して、仕事のストレスは、プライベートの充実で相殺するような印象があります。
まとめ
「ワークアズライフ」と「ワークライフバランス」の違いについて見てきました。
似た雰囲気の言葉ですが、内容はまるで違うことが分かりました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。