この記事では、「予感」【よかん】と「予想」【よそう】の意味や例文、違いを分かりやすく説明していきます。
「予感」とは?
これから自分の身に何か起きそうだと感じるのが「予感」であり、前もって予知するときに使う言葉です。
「嫌な予感がする」と言うように、あまり良いことが起きそうにないと感じる人は不安と恐怖に包まれ、どのようにしたら回避できるかを考えるわけです。
「運命的な予感がする」「いい予感がする」など、自分にとっていいことが起きる前触れを感じたときその嬉しい気持ちを伝えられる感情も表現できます。
人間が持つ第六感のようなものであり、この直感はいがいと的中するものです。
「虫のしらせ」とも言う「予感」は、大切な家族や恋人の身に悪いことが起こるのではないかと離れている場所で感じてしまうときにも使えます。
「予想」とは?
未来はこうなるのではないかとおおまかに見当できることを「予想」と言い、目の前のことの成り行きを予想したり、結果はこのようになると予知することを指す言葉です。
例えば競輪では5番と6番がくるだろうと考えたり、今度のテストの問題はこれが出題されるだろうと思うことを「予想する」と言い表します。
主に、これから起きるであろう問題を自分なりに考える、量を出すなどしてお金を注ぎ込んだり、危険を回避しなければならない状況のときに使われている言葉です。
将来をよりよくするため今この場所であれば災害に遭わないだろう、子供が学校に通いやすいだろうと想像することでよりいい未来にできるわけです。
「予感」と「予想」の違い
「予感」と「予想」の違いを、分かりやすく解説します。
今から何かが起こりそうだと感じることを「予感」と言い、不安を抱えたり、期待する人の感情を表すときに使える言葉です。
いいことが起きそう、悪いことが起きるだろうと自分が持つ六感で感じたことを表せます。
一方の「予想」は自分が関わることについてどのようになるか考えることを指す言葉であり、しっかりいい方向へと向かうよう物事の成り行きを考えることが必要なときに使われています。
「予感」の例文
・『会社がどのように見られているか気になるが、評価が割れる嫌な予感しかしない』
・『今日は朝からついているから、ずっと会っていない学生時代の友達に会えそうな予感がする』
勤めている会社の商品は、多くの人にどのように見られているか意見が聞きたいとは思いますが、「いい」評価よりも「悪い」という人の方が多くなりそうと嫌な予感がする社員はいるものです。
地元に帰ったとき、ずっと会っていない友達にどこか再開できるような感覚に包まれた人のさまを表せます。
「予想」の例文
・『予想降雪量は気象庁のホームページより閲覧できるので、気になる人は調べてみよう』
・『お金を賭けるならしっかり予想しておかなければ負けたとき悔しい思いする』
雪が降る場所では、これからどのくらいの雪が降るか調べておけば何時頃に外出すればいいか、雪かきするといいか調べられます。
お金を賭ける前にはおおよその予想しなければ負けたとき悔しい思いするばかりではなく、大金を失うことになりますので、競馬や競輪、競艇などではレースの成り行きを考えてアドバイスしてくる「予想屋」に相談するのも良い方法です。
まとめ
予知する感覚を得た自分のさまを表すときは「予感」となり、人間が持つ意識する気持ちを言い表し、とくに未来に焦点を当てたときに使われる言葉で、「予想」は自分がこうであろうと考えて突き進む前の状態に今後の未来を想像することと覚えておくといいでしょう。
