「髑髏」と「骸骨」の違いとは?分かりやすく解釈

「髑髏」と「骸骨」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「髑髏」「骸骨」の違いを分かりやすく説明していきます。

「髑髏」とは?

「髑髏」とは?

「髑髏」は、人間の骨に見えるようなものを「髑髏」と呼び、その中でも頭部の骨が人間のものであるように見えるものが「髑髏」です。

よって、頭部のみを見てこれは人骨では?となれば、それは「髑髏」になります。

「骸骨」とは?

「骸骨」とは?

「骸骨」は、脊椎動物が亡くなり骨だけになって物を髑髏と呼び、骨格が残ってないといけません。

ただ、骨格はどこが残っていてもよいのですが、問題となるのは、頭部がないとその動物は何の骨であるがわからないが故、頭部がないとどのような生物の「骸骨」であるかの判別は難しいでしょう。

「髑髏」と「骸骨」の違い

「髑髏」と「骸骨」の違い

両者の違いは、人間限定の頭部の骨のみを指すか、脊椎動物であればなんでもよい骨であるかです。

「髑髏」は、人間の骨でかつ頭部の骨がないと不成立で、「骸骨」においては別に人間である必要はなく、脊椎動物の骨がいずれかあれば成立します。

「髑髏」の例文

「髑髏」の例文

・『髑髏のマークは死の象徴』
この言葉は、人間の頭部を記号のように示したものは、中世においては死の象徴でした。

そのため、海賊にあえて死亡するという印象を与えるため、海賊たちは、自分たちの船のマークを「髑髏」にして周囲を恐れさせたのです。

他にも、戦闘機乗りがこのマークを戦闘機に記したのも同様に相手を威嚇するためにマークを記したもので「髑髏」というものは、対象に普通ではない印象を与えるのです。

なお、風水なども「髑髏」は運気を下げるので身に着けてはならず、Tシャツに「髑髏」が描かれているのもNGになります。

「骸骨」の例文

「骸骨」の例文

・『この骸骨は、恐らく犬である』
この例は、頭部の骨がない状態から周囲にある骨を調べて何の動物の骨であるかを判別している例です。

むろん一般の方では判断が難しいのですが、猟師さんや動物学者の方であれば手や足の骨などやあばらなどほかの部位からどのような動物の亡骸であるかが判別できます。

まとめ

まとめ

「髑髏」については、これは人骨の頭部であるとしており、中世ごろから描かれた人間に対して死というものを伝えるために生まれた記号です。

よって、風水においてはマイナスイメージになります。

では、「骸骨」はというとこれは別に人間である必要性はないうえ、骨自体も別に頭部である必要性はないです。

ただ、骨格がしっかりしている必要性があり、専門家の人が骨を見て何の亡骸だろうと判断できないと「骸骨」にはならず「骸骨」が何の遺体であるかを早く判断するのが頭部の骨であるというだけになります。

なお、両者は骨になっている必要性があり、ファンタジーの世界などで動き出すほうは、「骸骨」側になり、あれはある程度体を構成する部品があるが故錬金術で魂を込めると動き出すという設定で、「髑髏」だけの存在は周囲を浮遊しているか対象に付きまとい助言なりなんなりを与えるだけの存在であることが多く、体がないが故、どちらかというとファンタジーの世界においては、案外とコミカルな役が多いです。