この記事では、「したい」と「してみたい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「したい」とは?
「したい」とは、要望を意味する言葉で実行することを望むことです。
そのうえで「したい」は、お試しというような軽い気持ちの表現ではなく、がっつりと体験することを意味します。
なので、「してみたい」と比較した場合、がっつりと物事を体験するのが「したい」になります。
「してみたい」とは?
「してみたい」は、「したい」という要望を意味する言葉に見たいという言葉が付与されているため、お試しで体験したいという意味になります。
そのため、「したい」と比較した場合、がっつりと物事を体験するのではなく、ほんの入り口程度を体験するのが「してみたい」です。
「したい」と「してみたい」の違い
両者の違いは、要望を意味する言葉において、お試しの体験であるか、がっつり物事を体験することであるかという違いです。
「したい」は、物事をがっつり体験することで、「してみたい」はお試し体験をすることになります。
「したい」の例文
・『結婚したいと思うが相手がいない』
この例は、結婚というものを体験することを要望しているのですが相手がいないという例です。
つまり、要望がかなわないということを理解しているのがこの例になります。
「したい」という要望は必ずしも達成できるものではないので、この例では、客観的にみて要望がかなわないと理解しているのです。
「してみたい」の例文
・『結婚してみたいと思うが無理だろう』
この例は、形だけでも良いので一度結婚というものを経験することを要望しているのですが、形だけの結婚というのは、日本の法律においては詐欺結婚というものになるので無理だろうという例です。
「してみたい」は、お試しでという意味合いがあり、解釈によってはお試しで結婚するという意味になるのですが、日本ではそのような結婚は詐欺という形での結婚という解釈や手法になるため、無理だというのがこの例になります。
逆を返すと、詐欺で結婚をした場合、一応結婚というものを体験したとなりますが、これは犯罪です。
まとめ
「したい」は、要望が強く出ることを意味するので、望ましい使い方は絶対するという意味で使用します。
なので、お試し体験のような軽い気持ちで行動することを「したい」というのはあまりふさわしくなく、そこまで強く要望していない場合「してみたい」とするのが解釈としてはふさわしいです。
「してみたい」は、体験してみたいということなので、逃げ道がある言葉でそこまで体験してみたいの?と言われても別にという言い方が可能であくまでやってみたいだけという言い訳が通用します。
ですが、「したい」と言い切ってしまうと必死さが表面化するため、要望が強く表れ、場合によっては周囲が引いてしまうという現象が起こります。
なので、あくまで強く要望を示さない場合、「してみたい」といっておくのが安全です。