この記事では、「シール」と「ステッカー」の違いを分かりやすく説明していきます。
似ている言葉を見分けていきましょう。
「シール」とは?
シールとは裏にノリが付いている紙のこと。
裏紙をペタッとはがして、手紙やはがきなどに貼れる便利なグッズです。
機関車やアニメのキャラクターが印刷された子ども用があれば、花や植物がプリントされた大人っぽい用品もあります。
もともとシールは「封筒をとめるため」に編み出されたもの。
大切な書類が開かないように、一時的に留めておくためのグッズです。
そのため粘着力がある程度あって、はがしにくい小さな紙をシールといいます。
コンビニの値札や、お菓子のおまけ、会社の荷札など、色々なシーンで使われています。
「ステッカー」とは?
ステッカーとは、テカテカした光沢のある紙のこと。
裏面にノリが付いていて、車やガレージなど好きな場所に貼れます。
長方形のサイズ、星やだ円など、様々なデザインのものが販売されています。
ステッカーは特殊なノリとインクが使われています。
そのため雨や太陽光にあたっても風合いが変わりにくい、強い素材が多くなっています。
企業やブランドのロゴ、ノベルティグッズにも使われています。
「シール」と「ステッカー」の違い
どちらも身近にある用紙です。
「シール」と「ステッカー」の違いを、分かりやすく解説します。
・屋内用はシール、屋外用はステッカー
シールとステッカーは、どちらも良く聞くネーミングです。
ただその用途は、大きく異なっています。
シールは屋内で使われます。
住まいの中で用いられることを前提に作られています。
そのため壁紙に貼ってもまたはがしやすい、便利なノリが使われています。
手軽に部屋のイメージチェンジができる「インテリアシール」は、その一例です。
一方でステッカーは屋外に貼ることを想定して作られたもの。
そのため水をはじく、特別な加工をほどこした物が多くなっています。
裏面に磁石が付いたマグネットステッカーや、夜間に光る蛍光ステッカーもあります。
まとめると室内で貼れる、粘着力の低いものがシール。
屋外向けに作られている、粘着力の高いものがステッカーです。
ちなみに一般的なステッカーには、ラミネート加工が施されています。
ラミネート加工とは特殊なフィルムで表面をおおう、ツヤ出しの技術です。
美しい仕上がりを楽しめるという魅力があります。
厚みがあるステッカーは高級感もあるため、企業のノベルティグッズにも利用されています。
まとめ
「シール」と「ステッカー」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも裏面にノリが付いた、特殊な紙です。
粘着力が低くて、薄い紙で作られたものがシール。
粘着力が高くて、厚みとツヤがあるのがステッカーです。
シールは室内用に、ステッカーは屋外用につくられています。
ステッカーは耐久性が高いので、企業のノベルティグッズにも用いられています。