この記事では、「誹謗中傷」と「批判」の違いを分かりやすく説明していきます。
「誹謗中傷」とは?
「誹謗中傷」の意味と使い方について紹介します。
「誹謗中傷」の意味
「誹謗中傷」は「ひぼうちゅうしょう」と読みます。
意味は「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること」です。
「誹謗中傷」の使い方
「誹謗中傷」は、ありもしない悪い噂を他人に流して、特定の人に嫌な思いをさせることを言います。
「誹謗」は「人の悪口を言うこと」「そしること」という意味、「中傷」は「根拠のないことを広めて他人の名誉を傷つけること」という意味で、この2つの言葉が組合わさって出来た言葉です。
具体的には、「デマ」や「罵倒」、「バカにする」など感情的な内容を、他人に言いふらす行為のことです。
法律では「誹謗中傷」自体ではなく、それにより本人の社会生活が脅かされたり、精神的に追い詰められたりすることで罪に問われることがあります。
「批判」とは?
「批判」の意味と使い方について紹介します。
「批判」の意味
「批判」は「ひはん」と読みます。
意味は「ものごとを検討して判断・評価すること」「人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘して、改善すべきであると言うこと」になります。
「批判」の使い方
「批判」は、他人の言動に付いて、誤りや欠点を、根拠を示して指摘して、正すべきであると求めることを言います。
「批」は「対話により可否を決めること」という意味、「判」は「正しく見極めること」という意味、「批判」で「ものごとの可否を、正しく見極めること」という意味です。
「批判」は、人に対して反対することからあまり良くない意味に思われがちですが、「根拠を示して正すこと」という意味であり、間違っていることを正す様に言う時にも使われます。
また、「批判」は憲法で「表現の自由」として認められている権利でもあるのです。
「誹謗中傷」と「批判」の違い!
「誹謗中傷」は、「デマや悪口を言いふらして人を傷つけること」です。
「批判」は「誤りや欠点の根拠を示して改善する様に主張すること」です。
まとめ
今回は「誹謗中傷」と「批判」の違いをお伝えしました。
「誹謗中傷は一方的なデマや悪口」、「批判は根拠がある反対意見」と覚えておきましょう。
