この記事では、「生活保護」と「障害年金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生活保護」とは?
「生活保護」とは、働くことができない理由があり、誰からの支援も受けることができない人を対象に、支給されるお金のことです。
困窮度合いに応じて、健康で文化的な最低限度の生活が送れるような支給になり、家賃と生活費を合計した金額が毎月受け取れます。
家賃が必要のない場合には、そちらを除いた金額になり、自治体によって基準が異なります。
役所にきちんとした形で申請し、それが通れば支給を受けることができますが、簡単に通るものでもないのが実情で、支給されることになったとしても、可能な限り、自活の為に働くことが推奨され、定期的な相談員の訪問があります。
「障害年金」とは?
「障害年金」は、障害によって働くことができない人に、生活の為に毎月支払われるお金のことです。
障害には等級というものがあり、これが一番上の1級、及び2級が支給の対象になり、1級の方が金額が高くなります。
これが1級となると、人工透析が必要となる人や、視力がほとんどないほどの障害になる為、働くことが難しいことから支給されるもので、公的年金への加入者が対象になり、年金は原則的に満65歳から受け取れるものですが、この「障害年金」は、20歳以上が全ての重い障害をもつ人が対象です。
「生活保護」と「障害年金」の違い
「生活保護」と「障害年金」の違いを、分かりやすく解説します。
「生活保護」は、働くことも、誰からの支援を受けることもできない人に、生活の為に支給されるお金のことです。
その理由が心身の障害の場合には、「障害年金」の方になる場合があります。
その「障害年金」は、障害の程度が1級、または2級でないと支給対象にならない為、3級以下で働くことが難しい場合には、「生活保護」が受けられるか、役所や支援団体などに相談してみる必要があります。
まとめ
「生活保護」と「障害年金」は、このように違います。
どちらも社会的弱者と表現される人の救済の為の制度で、申請によって(それが通れば)支給されるものです。