「風土」と「風習」の違いとは?分かりやすく解釈

「風土」と「風習」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「風土」「風習」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「風土」とは?

「風土」とは?

「風土」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「風土」「ふうど」と読みます。

「風土」は、「その土地の気候、地勢などのありさま」という意味があります。

例えば、日本を見渡した時も、北海道と沖縄では、まるで異なる気候があります。

このような場合、「北海道と沖縄では、まるで違う風土がある」と表現することができます。

また、気候や地勢が違うだけで、その土地に住む人々の暮らしぶりがまるで違うと感じる場合は、「風土によって、人々の生活や文化が大きく異なる」などという文章を作ることができます。

次に「風土」には、「人間の文化の形成などに影響を及ぼす精神的な環境」という意味があります。

例えば、保守的な考え方の両親に育てられた場合、「保守的な精神風土の中で育つ」などという文章にできます。

他にも、ある宗教が広まっているエリアで育つとき、「宗教的風土の影響を受けて育った」などという文章にできます。

「風習」とは?

「風習」とは?

「風習」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「風習」「ふうしゅう」と読みます。

「風習」「その土地や国に伝わる生活や、行事などの習わし。

風俗習慣」
という意味があります。

ある土地に旅行に行ったときに、独特の習わしなどが残っていることを知った時、「旅行先で、その土地独自の風習に出会った」などと表現することができます。

また、結婚した先の街で行われる行事について、何も知らない場合は、「結婚して引っ越した街の、風習について何も知らない」などという文章にできます。

さらに、会社に就職したら、時代遅れと感じられる行事や習わしがいくつもあって、戸惑うかもしれません。

このような場合は、「古い時代の風習が残った会社に就職して、戸惑いの連続だった」などという文章を作ることができます。

「風土」と「風習」の違い

「風土」と「風習」の違い

「風土」「風習」の違いを、分かりやすく解説します。

「風土」は、「その土地の気候、地勢などのありさま」という意味があります。

一方で、「風習」「その土地や国に伝わる生活や、行事などの習わし。

風俗習慣」
という意味があります。

どいらも、ある土地について表現する言葉となります。

ただし「風土」「気候や地勢」などについて表現する言葉なのに、「風習」は、「生活、行事」などを表現する言葉になります。

例えば、旅行先で、気候や地勢について何かを感じたときは「風土」という言葉を使い、生活や行事などに何かを感じたときは「風習」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

まとめ

「風土」「風習」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。