「興奮」と「高揚」の違いを分かりやすく解釈

「興奮」と「高揚」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「興奮」「高揚」の違いを分かりやすく説明していきます。

「興奮」とは?

「興奮」とは、物事に対して、感じることがあり、気持ちが高ぶることを言います。

何かしらの刺激により、神経の働きが活発になるといった意味合いでもあります。

「興奮剤」という言葉がありますが、これは中枢神経に作用し、精神状態を正常より高める薬という意味になります。

ちなみにコーヒー、紅茶に含まれるカフェインも「興奮剤」の一種です。

「そんなに、興奮しないで落ち着いて聞いて」「祖父は心臓が弱っているので興奮させないでください」「毎朝のコーヒーは私にとって興奮剤みたいなものだ」などと、使います。

「高揚」とは?

「高揚」とは、精神状態や、気分が高まることを言います。

また高めることでもあります。

「この曲を聴くと、自然と高揚してくる」「私は感情の高揚を抑えることができなかった」などと、使います。

「興奮」と「高揚」の違い!

「興奮」「高揚」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、精神状態が平常心ではなく、情熱的になっている状態を意味しています。

ですが、微妙な違いがありますので、使い分けができるようになりましょう。

まず「興奮」ですが、これはある物事や刺激に感じて、気持ちが高ぶることを言います。

つまり自分自身の中で自然に起こることではなく、何かしら外部からのはたらきかけが最初にあります。

例えば大好きな物事に関することで嬉しくて燃え上がったり、反対に大嫌いなこと、腹が立つことがあって怒り狂うといったこともあるでしょう。

いずれにしましても感情が乱れ、気持ちが高ぶることはどちらも「興奮」という言葉で表すことができます。

一方の「高揚」は自分の中の気持ちの高まりという意味になります。

少しずつ気持ちが上がっていくといったイメージでしょうか。

結果としては「興奮」「高揚」どちらも同じような状態に行きつくわけですが、「興奮は物事に感じて気持ちが高ぶる」「高揚は精神、気分が高まる」という風に使い分けます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「興奮」「高揚」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも似たような印象を与える言葉ですが、微妙な違いを理解して使っていくようにしましょう。