この記事では、「祭り」と「縁日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「祭り」とは?
「祭り」の意味と概要について紹介します。
「祭り」の意味
「祭り」は「まつり」と読みます。
意味は「神仏や祖先をまつることや、その儀式のこと」です。
「祭り」の概要
「祭り」は、その地域における五穀豊穣や厄除けの為に、神仏やご先祖様に感謝したり、慰霊の為に儀式をする日のことを言います。
「祭り」は基本的に季節に合わせて行われ、「春は豊作や無病息災を祈願するお祭り」、「夏は農作物が台風や干ばつなどの被害に遭わない様に、または疫病が発生しない様にするお祭り」「秋は収穫に感謝するお祭り」「冬は新しい年の幸福や厄除けのお祭り」などが行われます。
特に夏は「ご先祖さまの魂が帰ってくる」と言われる「お盆」がある為に、「夏祭り」という言葉があり、各地で賑やかに催しが行われるのです。
「縁日」とは?
「縁日」の意味と概要について紹介します。
「縁日」の意味
「縁日」は「えんにち」と読みます。
意味は「ある特定の神仏に因んだ日のこと」です。
「縁日」の概要
「縁日」は仏教用語で、ある特定の神仏に因んだ日であり、その日に神社や仏閣に参詣すれば、ご利益があるとされている日です。
例えば、水天宮ならば「毎月5日」、巣鴨のとげぬき地蔵ならば「毎月4の付く日」、浅草の観音様は「毎月18日」などが「縁日」とされ、屋台が出たり、周囲に旗が立ったりして町が活気づくのです。
そしてこの日にお詣りすると、より神仏とのご縁が深まると言われています。
「祭り」と「縁日」の違い!
「祭り」は「ご先祖様や神仏に対して感謝を捧げたり供養をする儀式や行事」です。
「縁日」は「ある神仏に因んだ日のこと」です。
まとめ
今回は「祭り」と「縁日」の違いをお伝えしました。
「祭りはご先祖様や神仏を祀る日」、「縁日は特定の神仏にゆかりのある日」と覚えておきましょう。