「引退」と「廃業」の違いとは?分かりやすく解釈

「引退」と「廃業」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「引退」「廃業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「引退」とは?

「引退」とは?

「引退」とは、それまでの現役としての活動から退くことです。

スポーツ選手であれば、選手を辞めることで、チーム競技の場合は、そのチームから離れることになります。

会社を退職する時にも使うことがある表現で、一線から退くことだと考えていいでしょう。

大相撲においては、力士としての活動を辞めることで、その後、角界自体には残る場合に使われる言葉です。

ただし、全ての力士が「引退」後に残れる訳ではなく、親方となったり、協会員としての地位が用意されている場合のみです。

「廃業」とは?

「廃業」とは?

「廃業」は、その事業を畳むという意味で使われます。

商店の場合には、もうお店を辞めてしまうという意味になり、企業自体が「廃業」すれば、その企業が無くなることになります。

スポーツ選手が使う場合ことはあまりありませんが、大相撲では、力士として「引退」し、更に角界にも残らないという場合、この「廃業」と表現されます。

「引退」と「廃業」の違い

「引退」と「廃業」の違い

「引退」「廃業」の違いを、分かりやすく解説します。

「引退」は、活動中に「現役」と呼ばれる場合に、それを辞めることだと解釈していいでしょう。

尚、ずっと続けていたオンラインゲームを辞めるという時にも、「そろそろ引退だ」などと使われることがあります。

「廃業」は、事業を辞めることの表現になります。

企業がこのようになった時には、「倒産」したと表現されることなると考えていいでしょう。

ただし、この「廃業」は、自ら事業を畳むと決断した時に使う表現で、結果的に周りからは「倒産」と同じように見えても、否応なしにそうなった場合とはニュアンスが異なります。

まとめ

まとめ

「引退」「廃業」は、このように違います。

「廃業」は、自らの決断によって行われるものですが、「廃業に追い込まれた」などと使った時には、半ば強制的にそうなったことの表現になります。