この記事では、「担保」と「確保」の違いを分かりやすく説明していきます。
「担保」とは?
「担保(たんぽ)」とは、「将来生じるかもしれない不利益に対して、その補填を保証することや物」を意味している言葉です。
この意味の「担保」は、「抵当(ていとう)」とも呼ばれます。
「担保」には、「債務者が債権者に対して債務不履行の場合に提供するもの」といった意味合いもあります。
さらに「担保」の表現は、「この経済行為には法的な担保があります」のように「(財物の提供による保証とは関係なく)ある物事を請け合うこと・保障すること」も意味しています。
「確保」とは?
「確保(かくほ)」とは、「必要なものを確実に手に入れること」や「持っているものを失わないように、しっかりと保つこと」を意味している表現です。
また「確保」には、「ロープを適切に使って自分や仲間の転落・滑落を確実に防ぐこと・ビレイ」という登山用語の意味合いもあります。
「担保」と「確保」の違い!
「担保」と「確保」の違いを、分かりやすく解説します。
「担保」と「確保」は漢字の見た目こそ似ていますが、まったく違う意味を持っている二つの言葉です。
「担保」という表現は、「未来において発生する恐れがある不利益に対して、それを補填して保証するもの」や「債務者が債務不履行の場合に提供するための財物・抵当」を意味していますが、「確保」には「担保」のような「不利益・不履行に対して補填して保証するもの(抵当になるもの)」といった意味合いがない違いがあります。
「確保」の言葉は「必要なものを確実に入手すること」や「持っているものを失わないように確実に保つこと」を意味していて、「不利益を補填して保証するもの」を示す「担保」とは違いがあるのです。
まとめ
「担保」と「確保」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「担保」とは「将来発生する可能性がある不利益に対し、それを補うことを保証することや物」を意味していて、「確保」は「確実な入手・無くさないようにしっかり保つこと」を意味している違いがあります。
「担保」と「確保」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。