この記事では、「喜ぶ」と「はしゃぐ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「喜ぶ」とは?
「喜ぶ」とは、良いことがあり、楽しい、嬉しい、快いと思うことを言います。
またその気持ちを言葉や行動に表すことでもあります。
「手をたたいて喜ぶ」「笑顔で喜ぶ姿を見て、こちらも嬉しくなった」「君が喜ぶと思って、沢山買ってきた」などと、使います。
「はしゃぐ」とは?
「はしゃぐ」とは、浮き浮きとして、にぎやかになって騒ぐ、明るく元気に振舞うことを言います。
またいい気になって調子に乗る、大きなことを言うといった状態も「はしゃぐ」と表現します。
「彼はお酒を飲むとはしゃぐタイプだ」「これぐらいの売上ではしゃいでいると、すぐにライバル店に追い越されるぞ」「人の不幸ではしゃぐとは、性格の悪い奴だ」などと、使います。
「喜ぶ」と「はしゃぐ」の違い!
「喜ぶ」と「はしゃぐ」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は似たような印象を持ちますが、意味が違います。
まず「喜ぶ」ですが、これは良い事があって、快い、楽しい、嬉しいという気持ちになり、その気持ちを態度や言葉に表しているという意味になります。
その人にとって「良い事」があるというのがまず前提です。
この良い事は、他の人にとっては「悪い事」「不幸」の場合もあるかもしれません。
ですから「他人の不幸を喜ぶ」「彼が失敗したことを喜ぶ」という言い方もできるのです。
一方の「はしゃぐ」とは、陽気になり騒ぐことを言います。
またいい気になっている言動を「はしゃぐ」と表すこともあります。
そのような状態が過剰になりますと「はしゃぎ過ぎ」という言葉になるわけです。
簡単にまとめますと「喜ぶは、良い事があり嬉しい、楽しい状態」「はしゃぐは陽気になって騒ぐ、いい気になり言葉が過ぎる」と、いうことになります。
意味が違いますので「彼はよほど嬉しいのか、喜びはしゃいでいた」という風に、一つの文章にどちらの言葉も使うことはあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「喜ぶ」と「はしゃぐ」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「はしゃぐ」には意味合いが二つありますので、そちらの使い分けもしっかり覚えておきましょう。