この記事では、「奇想天外」と「奇抜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「奇想天外」とは?
「奇想天外」とは、名詞、形容動詞として使われる言葉です。
意味は考え方が普通では思いもつかないほど、変わっているということになります。
いい意味でも悪い意味でも使われることがありますが、いずれにしても普通ではないほど変わっているという意味です。
「これはまた、奇想天外なことを思いついたものだ」「彼は昔から奇想天外な人だから、普通の人はついていけなくなる。
だから今でも独り者だ」などと使います。
「奇抜」とは?
「奇抜」とは思いもよらないほど変わっていること、様子という意味があります。
それとは別に他に抜きん出て優れているといった意味も持っています。
「風変り」と同じ意味合いとなります。
「奇抜なアイデアに、みんな一瞬無言になった」「彼は奇抜な天才だから、平凡な私には理解できない部分がある」などと使います。
「奇想天外」と「奇抜」の違い!
「奇想天外」と「奇抜」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも、思いもよらないほど変わっているという意味は同じですので、どちらを選んで使ってもそれほど意味合いが変わることはありません。
「奇想天外」の「天外」とは何かと言いますと天の外、非常に遠い所、思いがけない所、高い所といった意味がある言葉です。
つまり考え方が普通の人が思いもつかないような場所にある、すごく変わっているという意味となるわけです。
一方の「奇抜」は思いもよらないほど変わっている、他に抜きん出て優れているという意味を持っています。
「優れている」という意味が入っていますので人に対して使うならば「奇抜」の方がいいでしょう。
とはいえ、二つとも言葉が持つ意味は同じです。
「変わっている」という言葉を褒め言葉に受け止める人もいれば、傷つく人もいます。
会話の場合は、相手や状況を見てこの二つの言葉を使うようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「奇想天外」と「奇抜」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも意味合いとしては同じですが、それぞれの言葉の意味をしっかり覚えておくようにしましょう。