この記事では、「解決」と「改善」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解決」とは?
「解決」とは、もつれていた物事に何らかの結論を出して終わりにすること、問題、物事が片付くことを言います。
「円満に解決する」とは不満や争いごとがなく、終わりになる、片付くという意味合いなのです。
一方「一応の解決を見た」といった言い回しをしますと、十分ではないが、とりあえず最低限の問題はクリアしたといったニュアンスになります。
「問題はまだ解決しない」「相手があんな態度じゃ、解決できる気がしない」「今年中には解決させる」などと使います。
「改善」とは?
「改善」とは、物事を良い方向へ変えていくことを言います。
悪いとされる点を直し、より良くするといった意味になります。
「待遇の改善を求める」「改善の余地はある、まだ諦めることはない」などと使います。
「解決」と「改善」の違い!
「解決」と「改善」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は似たような印象ですが、それぞれの言葉の意味が違います。
正しく理解してふさわしい方を選び使うようにしてください。
まず「解決」ですが、これは物事、問題に対して何らかの結論を出し終わらせることを言います。
また物事、問題が片付くという意味でもあります。
一方の「改善」ですが、これは物事、問題に対して、悪いところを直す、そしてより良い状態へ変えていくという意味になります。
何かを終わらせる、片付けるといった時は「解決」という言葉を使います。
すべてにおいて満足いく結果にはならなくても、結論が出て納得がいけば、それは「解決」となるでしょう。
また悪い部分を直し、良くしていくといったことならば「改善」ですから、納得いかない、余計悪くなるといった時は「改悪」という言葉になります。
このようにまったく違う意味の言葉ですので、「私が責任を持って、改善していくということで、この問題は解決したのだ」と、一つの文章に「解決」と「改善」は存在することもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「解決」と「改善」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けていきましょう。