「可能性」と「蓋然性」の違いとは?分かりやすく解釈

「可能性」と「蓋然性」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「可能性」「蓋然性」の違いを分かりやすく説明していきます。

「可能性」とは?

「可能性」とは?

「可能性」とは、物事が実現する見込みのことを言います。

「可能性が高い」とは、実現する見込みがかなりあるという意味になり、「可能性がない」とは実現できないだろうという意味合いになるわけです。

「可能性」は人に対してもよく使われる言葉です。

例えば「彼には可能性がある」と言えば、将来的に成功するかもしれないという期待があるわけです。

ですが「彼には可能性はない」となれば、将来的に大した期待はできないと、能力や人間性に見切りをつけられているとなります。

「蓋然性」とは?

「蓋然性」とは?

「蓋然性」とは「がいぜんせい」と読みます。

意味は「ある物事が実現する割合」となります。

かなりの高確率で実現するだろうと思われることに使う言葉ですので、例えばどうなるかわからないといった物事に対しては「蓋然性は低い」という使い方になるわけです。

「指導を続けてきたが、彼が改心する蓋然性は極めて低いのでこれ以上関わることはやめよう」「もともと成績は良かったのだから、来月、トップになる蓋然性は高い」などと使います。

「可能性」と「蓋然性」の違い!

「可能性」と「蓋然性」の違い!

「可能性」「蓋然性」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも似たような意味合いを持っている言葉ですが違いがありますので見ていきましょう。

まず「可能性」ですが、これは物事が実現するかどうかの「見込み」となります。

現実になるか、どうかといったことを言い表す時に使います。

一方の「蓋然性」ですが、これはできるか、できないか、ありえるか、ありえないか、といったことを表します。

例えば今はできていないか、今後はどうなるかといった場合に使います。

少々使い分けが難しいかもしれませんが、「可能性は現実になるか、ならないか」「蓋然性は(能力的に)できるか、できないか」と覚えるようにしますと迷いにくくなります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「可能性」「蓋然性」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

使い分け方が難しい言葉ですが、この記事を読み参考にしてみてください。