「目標」と「夢」には、はっきりとした違いがあります。
この記事では、「目標」と「夢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目標」とは?
「目標」は、いわば、目印です。
その場所にたどり着くことができるように。
そこからはみ出さないようにとするものが「目標」となります。
そのほか、「目標」には、射撃などの対象。
何か行動するにあたり、その実現や達成を目指す水準といった意味もあります。
そのため、「目標」は非常に具体的なもので、努力することで実現することができるようなものが「目標」となります。
「目標」は、「目印」以外にも、「目当て」や「目的地」、「狙いどころ」、「的」、「ターゲット」などと同じ意味を持ちます。
「目標」の使い方
「目標」は、掲げるものであるため、「目標を掲げる」といった使い方が行われます。
そのほか、「目標を達成する」や「目的にする」、「今日の目標」、「目標金額」などといった形で用いられます。
「夢」とは?
「夢」には、複数の意味があります。
睡眠中に頭の中で見るものを「夢」ということをはじめ、将来、実現させたいと思っていることも「夢」。
現実離れした空想や考えも「夢」。
心の迷い、はかないこと、たよりにならないことも「夢」と言います。
このように非常に多くの意味を持つ「夢」となります。
「夢」の使い方
「夢」は、見るものであるため、「夢を見る」といった使い方が行われます。
この「夢を見る」においては、睡眠中に見るものと将来、実現させたいと思っているものに対し用いられます。
そのほか、「怖い夢」や「はかない夢」、「夢が叶う」、「夢から覚める」、「夢のような」などといった形で用いられます。
「目標」と「夢」の違い
「目標」と「夢」の違いは、現実的か、非現実的か、といったものとなります。
「目標」は、非常に現実的で掲げた「目標」を達成することは、努力次第で、そう難しいものではありません。
それに対し、「夢」の場合、そう簡単に実現することができないものとなります。
「目標」の例文
・『今月も目標の売上金額に達成することができました』
・『マイナス5キロのダイエットという目標を達成するまで、炭水化物ダイエットを続けるつもりです』
・『今年の目標は、無駄遣いをせずに貯金を増やすことです』
・『大きな目標を達成するためには、日々の小さな目標からクリアしていく必要があると思います』
「夢」の例文
・『私は、女優になりたいという夢を追って田舎から上京してきました』
・『憧れの先輩と過ごしたひとときは、まるで夢のような時間でした』
・『夢を叶えるためには、今まで以上の努力が必要です』
・『子供の頃の夢など、どこかに置き忘れてきたみたいです』
まとめ
「目標」と「夢」には、現実的か、非現実的か、といった違いがあります。
「目標」は達成すべきものであり、「夢」は達成できれば良いな。
そう思う程度といった違いとなります。