この記事では、「みっともない」と「みっともありません」の違いを分かりやすく説明していきます。
「みっともない」とは?
「みっともない」の意味と使い方について紹介します。
意味
「みっともない」は、「見た目が悪い」「体裁が悪い」という意味です。
使い方
「みっともない」は形容詞で、「見た目が悪くてとても人に見せられない」「世間に対して面目が立たない」時に使います。
基本的に「人に知られたら恥ずかしいこと」と思う気持ちが強い言葉です。
言い手の主観によるところが大きく、言われた人がそう思わないこともあります。
由来
「みっともない」は、古語の「見たくもなし」が「見とうもない」→「見ともない」→「みっともない」に変化しました。
意味は「見たくないもないもの」でしたが、「見たくもない」→「見苦しい」「体裁が悪い」という意味で使われる様になったのです。
「みっともありません」とは?
「みっともありません」の意味と使い方について紹介します。
意味
「みっともありません」は、「みっともない」の誤用です。
使い方
「みっともない」はこの言葉でひとつの形容詞であり、「ない」だけ変化することはありません。
「はしたない」「せわしない」が、「はしたありません」「せわしありません」「ない」を動詞の「ない」と勘違いして「ありません」と丁寧語にしています。
正しくは「みっともないことでございます」になります。
「みっともない」と「みっともありません」の違い!
「みっともない」は、「見た目が悪い」「体裁が悪い」という意味です。
「みっともありません」は、「みっともない」の誤用で、正しくは「みっともないことでございます」になります。
まとめ
「みっともない」は「みっともありません」とは使えません。
ビジネスで丁寧に言おうとして間違えない様にしましょう。