「用」と「向け」の違いとは?分かりやすく解釈!

「用」と「向け」の違い言葉・カタカナ語・言語

「用」「向け」は、基本的には同様の意味の言葉ですが、少し解釈が異なります。

「用」と「向け」の違い

「用」と「向け」の違い

何かに対して「用」と表記があったり、呼称される時には、その前に付いている言葉が対象になるという意味になります。

このように書くと分かりにくいですが、ある製品に「子供用」とあった時には、子供が対象の製品だと解釈するという具合です。

その場合には、大人は使用しない方がいいという意味にもなると考えてください。

つまり、「○○用」とあった場合、○○以外が使用するべきではありません(物によっては危険が絡む場合もあります)。

「向け」も同様に、「○○向け」とあれば、○○が対象だという意味になりますが、こちらの場合は「向いている」という程度の表現に留まり、そこまできつくそうだと表現している言葉ではないという違いがあります。

よって、「子供向け」とある製品でを大人が使ったとしても、それほど問題という訳ではないと思って構いません。

「用」を使った例文と意味を解釈

「用」を使った例文と意味を解釈

「用」を使った例文と、その意味の解釈になります。

「専用」という訳でもないので、絶対に対象以外が使うべきではないといった表現でもありません。

「彼女は上着は男性用のSサイズがちょうどいいと言っていた」

特にスポーツウェアでは、女性が男性用の服を着ていることも珍しくありません。

逆に、女性用のものは男性には大きさから向かないことが多く、そちらのケースはほとんど見掛けません。

「向け」を使った例文と意味を解釈

「向け」を使った例文と意味を解釈

こちらは「向け」を使った例文と、その意味の解釈になります。

それほど専門性を示している訳ではないことから、アバウトな表現となっている場合も多いです。

「このパズルは12~15才向けと表記があった」

それくらいの年齢に向いているという意味ですが、少し幅があるのは「向け」ならではだと考えていいでしょう。

「向け」は、このような使われ方も多い言葉となっています。

まとめ

まとめ

「用」「向け」は、よく似た意味ながら、このような違いのある言葉だと覚えておいてください。