この記事では、「過信」と「慢心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「過信」とは?
「過信」とは、名詞で「かしん」と読みます。
意味は価値、力量などを実際以上に高く評価し、信じてしまうことを言います。
厳しいことを言えば自分を「過信」する人というのは、冷静に見極めることができていない、うぬぼれが強いといった印象を与えます。
「才能を過信して練習を怠ったことで後輩に負けた」「そんなに彼のことを過信しない方がいいと思う」などと使います。
「慢心」とは?
「慢心」とは名詞で「まんしん」と読みます。
意味は自慢をして得意気になっていること、相手を見下し高慢になることを言います。
「少し上手いからと言って慢心すればそこで終わるぞ」「すっかり慢心して、努力をしなくなった」「彼の慢心が、大失敗を招いた」などと使います。
「過信」と「慢心」の違い!
「過信」と「慢心」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は「うぬぼれる」といった意味合いは共通しています。
しかし言葉の持つ意味はそれぞれ違いますので、使い分けるようにしてください。
「過信」とは価値、力量などを実際よりも高く、良く思って信じてしまうことを言います。
つまり見極めの失敗という状態を意味しています。
「才能を過信する」などと言いますのは実際の才能よりも高い評価をしていることを意味しています。
一方の「慢心」ですが、これは悪い意味しかない言葉と言ってもいいでしょう。
自慢をしていい気になる、人を見下し態度が悪くなる、行動や心がそのようになることを言います。
「過信」「慢心」どちらも、しないことが一番です。
特に「慢心」は、信頼を失くし人が去っていくことにも繋がりますので、注意しなければならないことです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「過信」と「慢心」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「過信は実際よりも高く評価する」「慢心は自慢していい気になる、人を見下す」といった意味になります。
それぞれの意味を正しく理解して使っていきましょう。
