「づくし」と「ずくめ」はほとんど同じ意味をイメージしてしまう紛らわしい言葉ですが、「づくし」と「ずくめ」の意味・使い方の違いを正しく理解できていますか?
この記事では、「づくし」と「ずくめ」の意味の違いを分かりやすく解説していきます。
「づくし」とは?
「づくし」という表現は、「同じような種類・系統(ジャンル)のものを、残さずに並べて挙げること」を意味しています。
「づくし」の使い方は「国づくし・花づくし・キノコづくし」などのように、「ある種類や系統に含まれる似たようなものすべて」を指して使うという使い方になります。
「ずくめ」とは?
「ずくめ」という表現は、「同じものばかりを集めて(並べて挙げて)いること」や「すべてが同じであるさま・そればかりであるさま」を意味しています。
「ずくめ」の使い方は「いいことずくめ・黒ずくめ・大トロずくめ」のように、「同じものばかりが集まっている時」や「そればかりで他のことが混ざっていない場合」に使う使い方になります。
「づくし」と「ずくめ」の違い!
「づくし」と「ずくめ」の違いを、分かりやすく解説します。
「づくし」という言葉は「同じような種類(同系統)のものを列挙すること、並べて挙げること」を意味していますが、「ずくめ」は「同じような種類のものを集める」ではなく「まったく同じものばかりを集める」という意味のニュアンスになります。
「ずくめ(尽くめ)」という表現は、「同じものばかりを集めたり並べたりしていること」や「すべてが同じそのものばかりであるさま」の意味を持っています。
それに対して、「づくし」は「まったく同じものを並べる」ではなく「同じような種類・系統のものを並べる」を意味しているという違いがあります。
そのため、「花づくし」とは言いますが「桜づくし」とは言わず、桜だけが集まっている場合には「桜ずくめ」が正しい言い方になります。
まとめ
「づくし」と「ずくめ」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「づくし」というのは、「同じような種類のものをすべて並べて挙げること」を意味しています。
それに対して、「ずくめ」という表現には「同じものばかりを集めていること」や「すべてが同じものであるさま」の意味があります。
「づくし」と「ずくめ」の意味の違いを正確に知りたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。