この記事では、「忠実」と「忠誠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「忠実」とは?
「忠実」とは、「ちゅうじつ」と読みます。
「忠実」は名詞、形容動詞で、真心を持ち奉仕すること、務めることという意味で、またそのような様子を言います。
それとは別に少しの嘘もなく、正しいという意味もあります。
例えば「職務に忠実な男」「主人に忠実」などと言えば前者の意味となります。
一方で「本当にあったことを忠実に再現したドラマ」「事実に忠実な小説として大反響」などと言えば後者の意味合いです。
前後にある言葉を見て、どちらの意味合いなのかを判断するようにしましょう。
「忠誠」とは?
「忠誠」とは「ちゅうせい」と読みます。
意味は真心、または真心を持ち尽くすということになります。
よく使われる言葉に「忠誠心」というものがありますが、これは相手に真心から尽くす心という意味になるのです。
「忠誠心を試されている」「部下の忠誠心を試す」などと使います。
他には「忠誠を示す」「あれは忠誠ではない、野心があるから利用しようと思って仕えているだけだ」という風に言います。
「忠実」と「忠誠」の違い!
「忠実」と「忠誠」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つ野言葉は真心を持って相手に接するという共通の意味を持っています。
ほとんど同義語として解釈することもできますので、どちらを使っても大きく意味合いが変わることもありません。
ですが微妙な違いがありますので、それを見ていきましょう。
「忠実」とは、二つの意味合いを持っています。
真心を持って相手に仕えることと、少しの間違い、嘘もなく正確であることという意味です。
「忠誠」は真心、真心を持ち尽くすことという意味ですので、「忠実」の後者の意味合いとは違いますので、混同しないようにしてください。
まとめますと「忠実は真心を持って相手に仕える、嘘がなく正確である」「忠誠は真心、真心を持って尽くす」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「忠実」と「忠誠」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けるようにしてください。