この記事では、「コーキング」と「シーリング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コーキング」とは?
「コーキング」とは名詞で英語では“caulking”となります。
意味は窓枠の周囲、部材のつなぎ目など、小さな隙間にパテ状の充填剤を詰めることを言います。
「雨水が入ってこないようにコーキングする」「ちゃんとコーキングできていないから、漏れてきた」などと使います。
「シーリング」とは?
「シーリング」とは、水密性、気密性を得る為に、目地に充填することで、その材料のことを「シーリング材」と言います。
ようするに意味合いとしては「コーキング」と同様となります。
「コーキング」と「シーリング」の違い!
「コーキング」と「シーリング」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、充填剤で塞ぐという点で同じ意味と言えます。
つまり、一般的な会話においてどちらを使っても意味合いは同じですので困ることはありません。
ただ厳密な違いを見ていきますと「コーキング」とは、気密性、防水性の為に隙間を充填することを言います。
チューブ容器に入っていて、専用の「コーキングガン」という押し出し機を使う場合は「コーキング」と言い表します。
一方で「シーリング」ですが、これは水密性、気密性を保ちつつ、さらに防音、断熱といった効果の為に充填材で塞ぐという意味になります。
例えばゴムパッキンのようにあらかじめ形が決まっているものは「シーリング」と呼ぶことが多いようです。
とはいえ、「コーキング」「シーリング」は目的が同じですし、どちらを使うのが正しい、間違いという決まりはないのが現状です。
はっきり言えば「好きな言い方」でいいということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「コーキング」と「シーリング」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも「充填材によって塞ぐ」という同じ意味合いを持っています。
チューブに入っている物を使う場合は「コーキング」、パッキンなどあらかじめ形が決まっているものは「シーリング」と言うことが多いようです。