「残業」と「みなし残業」の違いを分かりやすく解釈

「残業」と「みなし残業」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「残業」「みなし残業」の違いを分かりやすく説明していきます。

「残業」とは?

「残業」の意味と概要について紹介します。

「残業」の意味

「残業」「ざんぎょう」と読みます。

意味は「労働契約により定められた時間を超えて労働すること」です。

「残業」の概要

「残業」は、契約により定められた時間を超えて労働することを言います。

対象となる時間は企業により違いますが、多くの場合労働基準法に基づいて決められ、「1日8時間・週40時間のどちらか一方を超えて働いた、全ての時間」となります。

尚、「残業」であっても、労働基準法で定められた労働時間内である場合は「法定内残業」と呼ばれ、上記の時間を超えて働いた場合は「法定外残業」と呼ばれます。

「法定外残業」の場合は割増賃金の対象となり、割増率は25%になります。

また、1ヵ月60時間を超えた場合は、50%増しになります。

「みなし残業」とは?

「みなし残業」の意味と概要について紹介します。

「みなし残業」の意味

「みなし残業」「みなしざんぎょう」と読みます。

意味は「あらかじめ給与に残業代が加算されるシステムのこと」です。

「みなし残業」の概要

「みなし残業」は、最初から給与に残業代が含まれていシステムです。

通常、残業代は従業員が超過勤務をした時間に対して、基本給を元にした金額が支払われます。

しかし、業種によっては残業時間が明確ではないことあります。

例えば営業職の場合、1日中外出していると、どこからどこまでが残業時間なのかがはっきりしません。

その為に、最初から「1ヵ月に残業をこれだけする」と見なし、固定金額として給与に加算して支払うシステムがあるのです。

「残業」と「みなし残業」の違い!

「残業」は、「契約により定められた時間を超えて労働すること」です。

「みなし残業」は、「最初から給与に残業代が加算されるシステムのこと」です。

まとめ

今回は「残業」「みなし残業」の違いをお伝えしました。

「残業は超過勤務をすること」「みなし残業は残業代が固定金額として給与に含まれること」と覚えておきましょう。