「有毒」と「有害」の違いとは?分かりやすく解釈

「有毒」と「有害」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「有毒」【ゆうどく】と「有害」【ゆうがい】の違いを分かりやすく説明していきます。

「有毒」とは?

「有毒」とは?

「有毒」【ゆうどく】とは、人体にとって悪い影響をおよぼすものという意味があります。

毒性のあるものはいがいと身近な所にあり、混ぜてはいけない洗剤を混ぜたことで「有毒ガス」が発生し、意識混濁や死ぬ場合があるため気をつけなければなりません。

食べ合わせでも「有毒」となり、意識を失ったり、じんましんが出て治らないなどの重い症状を引き起こすため事前に毒が発生しないよう食材の組み合わせを料理人は学ぶことが必要です。

この「有毒」となるものは植物にもあり、ウズやカブトギクと知らずに食べて危険な目に遭うケースが多発しています。

このように、人が口にする、嗅ぐ、肌に触れるなどして酷い症状が表れるものを「有毒」と表し、避けなければならないものという意味があります。

「有害」とは?

「有害」とは?

「有害」【ゆうがい】とは、生き物に多大な被害を与える化学物質という意味があります。

「有害物質には家の建材物質から出るホルムアルデヒドを吸うことで頭が痛くなったり、気分が悪くなる場合があり、とくに抵抗力がない子供やお年寄りは注意しなければならない害があるものというものを指します。

人にとってはまったく良い物ではなく、ためにならないものであるため、注意して建築材料を選ばなければなりません。

身近にある「有害物質」はダイオキシンと言われており、生ゴミやビニールなど燃やしたときに出るものは発ガン性があるため、絶対に家では焼かないように注意する自治体もあるなど、いかに人体に危険であるか伝えられる言葉になります。

この「有害」となるものは化学物質の固有である性質を「有害性」と言い表し、いかに「有害さ」が高いか示します。

「有毒」と「有害」の違い

「有毒」と「有害」の違い

「有毒」「有害」の違いを、分かりやすく解説していきます。

毒性がある植物を口にしたり、洗剤を誤って飲むなどして体内に入ったとき意識を失ったり、死亡するときは「有毒」と言い、「有害」は化学物質を吸うことで人体に様々な悪い影響を与えるものという違いがあります。

「有害」となるものは工場や家に使うボンドや塗料などから出る化学物質の量が多く、吸い込むとアレルギーが発症する場合があります。

この2つの違いは、「有毒」はすぐに悪い影響が出るものが大半ですが、「有害」なものは時間かけて、時間かけて症状が表れるという違いも見られます。

「有毒」の例文

「有毒」の例文

・『有毒植物は毒性があるので絶対に食べないようにすることが大事』
・『中性と酸性の洗剤を混ぜて使うと有毒ガスが発生する危険性が高まるため、注意しなければならない』
「有毒植物に気をつけよう」と人に注意をうながし、絶対に食べたり、人にあげないようにしようと注意書きが書かれているサイトがよくあるほど入山したときに毒性があるものを誤って食べることは危険です。

そんな危険性が高いものには、トイレに使う中性と酸性の洗剤があり、この二つを混ぜてしまうと大変危険であり、死亡事故も起きているので注意が必要です。

「有害」の例文

「有害」の例文

・『有害となるゴミはダイオキシン発生の原因となるので、家で焼いてはいけない』
・『青少年が読むと悪影響を与える本は有害図書と言い表せる』
この「有毒性」の高いゴミは癌を引き起こす原因にもなるため、自治体のホームページでも注意する文章を見かけます。

「有害図書」に分けられるのが風俗や気持ち悪い画像が多い本であり、簡単に未成年が買えないようにするため排除する対象となるわけです。

まとめ

まとめ

どちらも人間の体に悪影響を及ぼす「有毒」「有害」は、体内に入り込めば危険なものであるというところは同じです。

しかし、「有毒」は植物やガス、生物などが最初から持つものであり、「有害」は鳥獣被害や図書、土壌など幅広く悪い影響がある物を表すときに使える言葉と覚えておくといいでしょう。