「報道」と「放送」の違いとは?分かりやすく解釈

「報道」と「放送」の違いとは?言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「報道」「放送」の違いを分かりやすく説明していきます。

「報道」とは?

「報道」とは?

テレビ・ラジオ・新聞などを通じて、大きな範囲にわたって一般の人々に知らせることです。

また、その内容です。

この言葉自体には、何を伝えるのか意味に含まれていません。

悪い内容を伝えることも、よい内容を伝えることもいいます。

ある芸能人に結婚のうわさが流れていたとします。

そういったとき、テレビの取材陣や雑誌の記者などは、その人のところにかけつけて、実際はどうなのか聞き出そうとします。

たとえば、「結婚を前提にお付き合いしている人がいます」と答えたとします。

そうすると、テレビで「○○さんには結婚を前提につき合っている人」がいますと伝えられたり、新聞や雑誌などに「○○さんは結婚の可能性が」といったことが記載されたりします。

これは、広く一般の人に知らせるための手段です。

こういった方法を用いて、大きな範囲にわたって人々に知らせることを「報道」といいます。

「報道」の使い方

テレビ・ラジオ・新聞などを使って、多くの人に知らせることについて使用をします。

メールや口頭で友人に知らせるといった、特定の人だけに知らせることには使用しません。

「放送」とは?

「放送」とは?

電気通信技術を用いて、特定・不特定の人に音声・映像・文字などの情報を送ることです。

テレビを見る人は少なくないことでしょう。

テレビを見ることができるのは、放送局が情報を送ってくれているからです。

送られてきた情報をアンテナが受け取り、そしてテレビが出力をします。

こうして、映像を見たり、音声を聞いたりすることができます。

パソコンや携帯端末などを利用しても、受信することができます。

「放送」は受信することではなく、電気通信技術を用いて情報を送ることを意味しています。

有線や無線などがありますが、どちらの場合も「放送」といいます。

「放送」の使い方

テレビやラジオなどの電波を用いて、音声・映像・文字などの情報を送信することに使用します。

送信することで、受信することではありません。

「報道」と「放送」の違い

「報道」と「放送」の違い

どちらの言葉にも伝えるという意味合いがありますが、同じ意味なのではありません。

前者は広く一般の人に知らせることです。

知らせる方法に必ずしも電気通信技術は用いるわけではありません。

後者は電気通信技術を用いて、音声や映像などの情報を送ることです。

雑誌についてはいいません。

また、特定の人に伝えることが意味に含まれています。

「報道」の例文

「報道」の例文

・『○○日に報道された』
・『報道によると』
・『報道があった』
・『報道には自由がある』

「放送」の例文

「放送」の例文

・『明日の放送が楽しみだ』
・『7月から放送を開始します』
・『毎週金曜日に放送しています』
・『地方局で放送しています』

まとめ

まとめ

どちらの言葉も伝えるという意味合いがありますが、どのような方法で伝えるのか、誰に伝えるのかといった点に違いがあります。