「あざとい」と「したたか」の違いとは?分かりやすく解釈

「あざとい」と「したたか」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「あざとい」「したたか」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あざとい」とは?

「あざとい」とは?

「あざとい」とは、形容詞で意味は、抜け目がなく貪欲、悪らつ、小利口、思慮が浅いといったことになります。

人や物事の性質を表す言葉ですが、どれもいい意味ではないですので人に面と向かって言うことはあまりしません。

「あざといやり方でここまでのし上がってきた」「彼女はああ見えて、あざといところがある」「あざとい人とは一緒にいても安らげない」などと使います。

「したたか」とは?

「したたか」とは?

「したたか」とは漢字で書きますと「強か」となります。

意味は強くて手ごわい、一筋縄ではいかない、しっかりしているなどがあります。

また「したたか」は副詞的に使う時もあります。

その場合の意味ははなはだしい、ひどくとなります。

「したたかに酔う」と言う時は副詞的な意味となります。

「何だかんだで彼女はしたたかに生きている」「あいつは、したたかな男だ」などと使います。

「あざとい」と「したたか」の違い!

「あざとい」と「したたか」の違い!

「あざとい」「したたか」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、人の性格を言い表す時に使われる言葉です。

同じ意味合いのようですが、言葉の意味が違いますので、正しく理解して使っていくようにしましょう。

まず「あざとい」ですが、これは抜け目がなく貪欲、非常にたちが悪い、思慮が浅いといった意味があります。

正直どれも悪口のようなものです。

ですから思っていても本人に直接言うことは少ないでしょう。

一方で「したたか」ですが、こちらの意味は強く手ごわい、一筋縄ではいかない、強そうである、しっかりしているといったものになります。

「もっとしたたかになりなさい」「したたかにならなきゃこの会社でやっていけないよ」などと、使います。

このように「したたか」は人に使っても失礼というわけではありません。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「あざとい」「したたか」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

言葉の意味を正しく理解して使い分けるようにしましょう。