この記事では、英語の「holly」と「holy」の違いを分かりやすく説明していきます。
「holly」とは?
「holly」とは、モチノキを表現する英単語です。
同じモチノキ科のセイヨウヒイラギやアメリカヒイラギの含めて使われる言葉で、これらはどれもクリスマスツリーの木として有名です。
日本では、そのままモチノキが、西洋ではセイヨウヒイラギ、アメリカではアメリカヒイラギといったように、地域によってそのクリスマスツリーに使われる木の種類が多少異なると覚えておくといいでしょう。
「holy」とは?
「holy」は、「神聖な」という意味になる言葉です。
キリスト教においては、「神の力」という意味で用いられることもあり、十字架のことは“the holy cross”と呼んでいます。
こちらは「ホーリー」と発音し、先の「holly」は「ホリー」になります。
よって、ネイティブの人が間違えることはまずありませんが、混同してしまったり、一緒の意味だと解釈しないように注意してください。
「holly」と「holy」の違い
「holly」と「holy」の違いを、分かりやすく解説します。
「holly」は、先のようにモチノキ科のいくつかの植物に共通して使われる言葉で、アメリカでは、これが追い茂ることから名付けられた“Hollywood”(ハリウッド)というロサンゼルス市にある地域が、映画の撮影でとても有名です。
「holy」は、「神聖な」という意味になります。
“sacred”が類義語となり、そちらでも意味はほぼ一緒です。
先の“Hollywood”を無理矢理和訳し、「聖林」と表記することがありますが、「聖」とするのであれば、その“holly”ではなく、“holy”の方になる為、これは誤訳になります。
ですが、「聖林」で「ハリウッド」を表す使い方は、日本ではもう有名になってしまっているので、斯に対して間違いだと指摘するのは無粋というものなのかも知れません。
まとめ
「holly」と「holy」は、このように異なります。
「holly」はその意味から、日本ではあまり使われる言葉ではなく、見掛けるとすれば、「holy」と間違えていることが多分に考えられます。