この記事では、「wait」と「await」の違いを分かりやすく説明していきます。
「wait」とは?
主に意味は4つあります。
1つめは待つ、待ち受けるです。
何かがやってくるまで、その時間を過ごすことをいいます。
たとえば、ある人と話しをしたかったとします。
相手は今授業中なので、話すことができませんが、授業が終われば話すことができます。
そこで、授業が終わるまでの時間を過ごすことにしました。
こういったことを意味します。
2つめは給仕をするです。
食卓の近くにいて、食べる人の世話をすることをいいます。
この世話をする人は、食べている人の次の行動を待って、適切なときに適切な行動をとります。
たとえば、スープを運ぶ、空いた皿を下げるなどです。
これを給仕といいます。
3つめは用意されているです。
支度ができているといった意味になります。
進行形で使われることが多いです。
4つめは後回しでいいです。
それを先にする必要がない場合、その物事は放っておかれる状態になります。
そのため、放っておくという意味にもなります。
たとえば、今ゲームをやりたかったとします。
しかし、宿題があるのでそれをやらなければなりません。
母親からは「ゲームなんて後にしなさい」といわれます。
ゲームは宿題よりも後にされる、つまり後回しされることになります。
こういったことを意味する言葉です。
これらは動詞の意味で、名詞の意味もあります。
名詞では待つこと、待ち伏せという意味になります。
「await」とは?
主な意味は2つあります。
ひとつは待つ、待ち受けるです。
書籍の場合、シリーズものだと数か月おきくらいで新しい巻が出版されます。
1冊読み終わって次のものを読みたい、でもまだ次が出版されるまでは数か月ある。
そのときに、出版されるまでの時間を過ごさなければなりません。
これを待つといい、このような事柄を意味する言葉になります。
期待しているといった意味を込めて使うことがあります。
人が行う行為のことで、事柄が待っているという意味ではありません。
もう一つの意味は待つで、この場合は機会や事態などのことをいいます。
たとえば、ある条約が結ばれようとしていたとします。
条約を結ぶためには、それぞれの国の偉い人たちが「それでいい」としなければなりません。
そして、書類などにサインをします。
サインがされるまでの間は、条約側からすると取り決めがされるまでを待っている状態といえます。
こういった機会や事態などが待つことを意味しています。
「wait」と「await」の違い
意味に大きな違いはありません。
どちらも動詞で品詞が同じで、自動詞、他動詞の使い方があります。
一般的によく使われているのは前者の方です。
前者は慣用句がいくつかあります。
また、前者には名詞の意味もあります。
まとめ
2つの言葉の意味は同じですが、使われる頻度が異なります。
また、一方の言葉は慣用句としても使われています。