「最後」と「最期」の違いとは?分かりやすく解釈

「最後」と「最期」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「最後」「最期」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「最後」とは?

「最後」とは?

「最後」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「最後」「さいご」と読みます。

「最後」「物事の一番後。

または後ろ」
という意味があります。

物事が行われている時、一番後ろにあるもの、または何かの一番後ろについて言葉にするとき、「最後」という言葉を使います。

例えば、列に並んでいる一番後ろの人は、「列の最後に並んでいる」などと表現することができます。

また、学校の卒業間近の時期は、学生生活の一番終わりの時期となります。

その時期を充実させようと誓うとき、「学生生活の最後を飾ろう」などと、誓い合うのではないでしょうか。

さらに、物事が終わるまで、全力を出そうと思うとき、「差最後まで全力を振り絞る」などと思いを表現することができます。

次に「最期」には「それで終わりで、あとはどうにもならない」という意味があります。

例えば、誰かが何かを始めてしまえば、途中で終わることができないという場合は、「スタートしたら最後、中止することはできない」となり、他にも「捕まったら最後、生きて帰ることはできない」などという文章を作ることができます。

「最期」とは?

「最期」とは?

「最期」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「最期」「さいご」と読みます。

「最期」「命の終わる時。

死に際」
という意味があります。

誰かの命が終わる時、「最期」という言葉を使います。

例えば、誰かの病状が悪化して、もういつ亡くなってもおかしくないという場面に立ち会うことがあるかもしれません。

このような場合、「最期をみとる」などという文章にできます。

また、物語などで、誰かがその人生を終わらせる場面について、「これが、○○の最期となった」などという文章が添えられることがあります。

さらに、自分の死期を悟った人が、心境を語る時、「これで最後だと覚悟した」などと話をするかもしれません。

他にも、死ぬ寸前まで、戦おうと誓うとき、「最期まで戦い抜こうと誓う」などという文章を作ることができます。

「最後」と「最期」の違い

「最後」と「最期」の違い

「最後」「最期」の違いを、分かりやすく解説します。

「最後」「物事の一番後。

または後ろ」
という意味があります。

一方で「最期」「命の終わる時。

死に際」
という意味があります。

このように「最後」「物事の一番後ろ」を意味するのに対して、「最期」「人生の一番後ろ」を意味する言葉になります。

物事の一番後ろについて言葉にするときは「最後」を使い、人が亡くなる場合のみ、「最期」を使うようにしてみましょう。

まとめ

まとめ

「最後」「最期」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。