この記事では、「推敲」と「校正」の違いを分かりやすく説明していきます。
「推敲」とは?
「推敲」とは「すいこう」と読みます。
意味は詩、文章を作る際に、最適な字句、表現になるように、考えて練り上げることを言います。
文章を削ったり、足したりとする作業のことでもあります。
「推敲を重ねた自信作」「推敲前の方が勢いがあって良かったように思う」「原稿を推敲している」などと使います。
「校正」とは?
「校正」とは「こうせい」と読みます。
意味は比べ合わせ、文字の誤りを正すといったことになります。
原稿を確認して誤字、脱字、表現方法が正しいかどうかを見て、体裁を整える作業のことです。
この「校正」という作業がされていない場合、誤字、脱字など間違いの多いまま本となってしまうリスクがあるのです。
「校正したはずなのに、間違いがある」「この出版社の本は誤植が多いが、校正はどうなっているのだろう」などと使います。
「推敲」と「校正」の違い!
「推敲」と「校正」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、文章に対して使われるという共通点があります。
ですが言葉の意味はまったく違うものですから、しっかり理解して混同しないようにしてください。
まず「推敲」ですが、これは詩、作文、小説など作品を書く時に、より良くしていく為に、文章を削る、つけ足すなど改良していくことを言います。
一方の「校正」ですが、これはすでにできあがった文章に対して使う言葉です。
文字の誤りを正しく直し、体裁を整えるという作業のことを言います。
簡単に覚えるならば「推敲は何度も書き直すこと」「校正はできあがったものに間違いがないかチェック」という風にするとわかりやすいでしょう。
このように、「推敲」と「校正」はまったく内容が違う作業ですので混同して使いますと意味が変わってしまいます。
注意して使い分けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「推敲」と「校正」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく覚えて、使い分けていきましょう。