この記事では、「二期作」と「二毛作」の違いを分かりやすく説明していきます。
「二期作」とは?
「二期作」とは、同じ田んぼで1年に二度、米を栽培することです。
一般的に、米は4月下旬から6月上旬こかけて苗を植え、9月から10月には収穫になるという繰り返しになる為、1年に一度しか収穫することができません。
ですが、比較的暖かい地域では、早めに田植えをして同じく早めに収穫することで、1年に二度米が栽培できます。
これが「二期作」で、日本では高知県や鹿児島県、沖縄県などの年間を通じて平均気温が16度以上ある地域で行われていることがあります。
「二毛作」とは?
「二毛作」とは、同じ畑で1年に二度、違う作物を栽培することです。
こちらは畑にて行われ、種まきや収穫時期が違う農作物を選ぶことで、1年に2つの作物が栽培でき、有効に畑が活用できます。
例えば、夏季にはトウモロコシ、冬季には小麦といったような組み合わせになり、違う作物を栽培することで、畑の土壌が豊かになるというメリットもある為、全国各地で行われています。
「二期作」と「二毛作」の違い
「二期作」と「二毛作」の違いを、分かりやすく解説します。
「二期作」は、暖かい地域で米を1年に二度栽培することです。
場合によっては、畑で同じ作物を1年に二度栽培する(それが可能な作物の)時にも使われることがあります。
つまり、同じものを田んぼや畑で1年に二度栽培することと覚えておくといいでしょう。
「二毛作」は、畑で1年に二度違う作物を栽培することで、同じものであれば先の「二期作」、違う作物ならこちらの「二毛作」と表現されます。
また、「二毛作」には前述の通り、作物によって土壌に違う栄養が与えられるという点もあり、同じ作物を育てるより好まれていることが多いです。
まとめ
「二期作」と「二毛作」は、このように異なります。
米の「二期作」では、二期目になる1年の後半の分は、どうしても収穫量が少なくなります。
これは、どうしても台風の影響を受けてしまう為で、それが多い沖縄では、特にそれとの戦いです。
