この記事では、「青写真」と「青焼き」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青写真」とは?
「青写真」とは、将来的に「こうなったらいい(それが理想)」と思い描く様子ことのです。
その解釈で、「もっと売れると思っていたが、青写真通りにはいかなかった」のような使い方を見聞きするでしょう。
大きな夢などにもよく使われる表現で、「青写真では、当選して議員になっているはずだった」などと用いられることも多い言葉です。
「青焼き」とは?
「青焼き」とは、銀塩カメラで撮影したフィルムからの印刷時に、写真用紙や本来写真として印刷するはずの用紙にではなく、青色感光紙に印刷した(焼いた)ものを指します。
または、そのような印刷自体の表現としても使われます。
青色だけの濃淡での印刷となることからの言葉で、主に印刷物において、本番の印刷の前に写真をチェックする意味で行われるものですが、近年ではすっかりデジタル撮影に切り替わっている為、あまり見なくなりました。
「青写真」と「青焼き」の違い
「青写真」と「青焼き」の違いを、分かりやすく解説します。
「青写真」は、理想とする形や様子という意味になる言葉です。
その為、言葉は似ていますが、「青焼き」された写真とは全く違う意味なので注意してください。
「青焼き」は、昔は週刊誌の印刷前などによく行われていましたが、今では写真の撮影にフィルムが使われることが無くなってきたことと、デジタル撮影したものは画面上でチェックできる為、言葉として、「昔は青焼きしてチェックしていたものだが、今は簡単になったものだ」のような使い方が多いです。
まとめ
「青写真」と「青焼き」は、このように異なります。
「青写真」は、決して写真自体のことではないので、意味をそのまま覚えてしまうのがいいでしょう。
また、「青焼き」したものをそのように呼ぶことはありません(完全に別の言葉になります)。